この夏、ニューヨークで行われた映画祭ジャパンカッツに訪れたリリー・フランキーさん。イラストレーター、俳優、ライターと様々な顔を持つリリーさんのインタビューをお届けします!
「僕は、アメリカで生まれたものに子どもの頃から影響を受け続けてきているので。ニューヨークは、好きな彼女の実家に来ているような、自分の好きなものが生まれた町。
映画祭ではCUT ABOVE賞 for Outstanding Performance in Filmを受賞し、壇上では沖縄の海底で行われた撮影の裏話をしました。
今回、上映された作品である、アメリカ文学が原作のシェル・コレクターでは、盲目の貝類学者を演じた。
「この映画の題材はなかなか日本の商業映画では実現しにくい話の内容題材だったから、嬉しかったですね。こういうテーマの映画が作られるといいなと思っていたので。」
俳優業に関して尋ねると、「俳優になりたいと思ったこともないですし、今も自分が俳優かと言われるとそうは思わないんです。仕事は何ですかと聞かれたらイラストレーターですと答えていますし。多分、俳優の方からしたら僕は俳優ではないんだろうなとおもうんです。」「お芝居の仕事をして家に帰って、イラスト書いてるときも原稿を書いているときも、明らかに違うことをしているっていう感覚はないんですよね。表現することをしている。面白い物ができたらいいな、いいものができたらいいなと思ってる感覚は同じ。」
インタビュー終盤では、映画を監督することや、視聴者へのメッセージ、ニューヨークのキャラクターを書くとしたら?と質問してみました。リリーさんらしい、コメントが頂けました。
ディレクター&編集:山中 美樹 | 撮影:照井 純一 | プロデューサー:浦部 靖己