起業したり、ビジネスシーンで活躍するなど、アメリカでリーダーの地位に上り詰めた日本人や日系人の女性たちの軌跡に迫る「Breaking Out〜PIONEERING WOMEN〜」。
二回目は、BIG4と呼ばれる世界4大会計事務所の1つ、KPMGのプリンシパル、ケイメン敦子さんをご紹介します。
日本企業のやり方とは違う、アメリカの企業で認められるために必要だった事とは?
言葉のハンデを感じつつも仕事に打ち込む日々に転機が訪れたのは、自分だけに昇進の話がこない事に気付いた時でした。「日本人のパートナーの方に聞きに行ったんです。「これってどうなっているんですか?」って。そうしましたら、彼から「日本っぽくコツコツ、アメリカ企業の中で頑張っていたらちゃんと認めてもらえると思ったら大間違いだ」みたいな事を言われてビックリしまして。」と語るケイメンさん。ここからアメリカ企業で生き抜く術を勉強し始めたそうです。
「Get out of your comfort zone. これをしない事には自分を向上させることはできない」
自分の仕事のフィードバックを積極的に集め、リーダーシップ研修に参加。苦手分野と直面する事も容赦なく迫られたそうです。その企業で10年を過ごし、 2009年に マネージングディレクターとして KPMGに入所。 2年後には「プリンシパル」に昇格します。 社内外のトレーニングやセミナーで講師を務める立場になったケイメンさんの今の目標は、とにかく後進を育てること。 特に日本人には、 自分のしてきた苦労をしないよう、教えていきたいとの思いがあると言います。
「Breaking Out〜PIONEERING WOMEN〜」
第六回:「City Care Family Practice」本多桂子さん
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ディレクター:増子貴世|カメラ:石井三香子|編集:神野寛子
プロデューサー:浦部靖己