起業したり、ビジネスシーンで活躍するなど、アメリカでリーダーの地位に上り詰めた日本人や日系人の女性たちの軌跡に迫る「Breaking Out〜PIONEERING WOMEN〜」。
五回目はワシントン州シアトルで法律事務所を運営する弁護士の井上奈緒子さんをご紹介します。
日本で働いていた井上さんが、アメリカに目を向け、そしてアメリカで弁護士になる事を決意させた事とは?
日本の大学を卒業し、男女雇用機会均等法が施行されたすぐ後に働き始めた井上さん。女性は自分1人という職場で主任に昇進した時の周りからの強い風当たりが、アメリカに目を向けるきっかけでした。
2010年、友人の弁護士に日本人女性の離婚手続きの手伝いを頼まれた事で、アメリカで離婚する日本人の奉仕的弁護活動に取り組むようになったそう。自分の考えをはっきり言うトレーニングを一般的に受けていない日本人は弱い立場に置かれがちで、その力になりたい、と語ります。
そして、今でも弁護士を志し、アメリカに来た時の目標は変わらず持ち続けていると言います。
「日本がもっと女性を活躍できる場をつくると、やっぱりアメリカではそれがある程度確立しているので、それを利用して。日本もそれが出来るように私が貢献できればと思っています」
「Breaking Out〜PIONEERING WOMEN〜」
第六回:「City Care Family Practice」本多桂子さん
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シアトル撮影コーディネーター:村山みちよ|カメラ:Aaron Stadler
ディレクター:増子貴世|カメラ:照井純一|編集:山中美樹
プロデューサー:浦部靖己