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トシ・カプチーノ

プロフィール/Profile

ToshiHeadShot_2014.jpegのサムネイル画像舞台芸術評論家、プロデューサー、タレント。「STOMP」,「RENT」の日本公演に携わる。コメンテーターとしてテレビやラジオにも活動の場を拡大。トークショー「トシ・カプのブロードウェイ言いたい放題」は、内容の濃さと面白さで好評を博す。NYのジャーナリストや演劇評論家130名で構成されるドラマ・デスク賞の審査員を務めている。ワハハ本舗所属。



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「批評家ご推奨」のクリティック・チョイス・ツアー

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今回は、ブロードウェイ・トリビア・クイズから・・・ 

 

在ニューヨーク、んん十年のはからずも

 

闇雲にベテランになってしもーたあーた、

 

 

そして

 

 

JFKに降り立ったばかりだという

フレッシュ・レモンなあーたも、いざチャレンジよ♡ 

 

 

 

第1問、  ニューヨーク・ブロンクス地区のおおよその広さは、

     次のヨーロッパのどこの都市に匹敵するか?

 

 (a) フランス、パリ

 (b) デンパーク、コペンハーゲン 

 (c) イギリス、ロンドン

 (d) ベルギー、ブラッセル

 

 

第2問、ニューヨークで最も大きな公園はどこか?

 

 (a) プロスペック・パーク(ブリックリン地区)

 (b) ファンコートランド公園(ブロンクス地区)

 (c) リバーサイド公園(マンハッタン) 

 (d) セントラル・パーク(マンハッタン)

 

 第3問、ハーレムにあったジャイアンツの野球場の正式名所はなにか?

 

 (a) エベッツ・フィールド

 (b) シェイ・スタジアム

 (c) コロセウム

 (d) ポロ・グラウンズ 

 

第4問、ブロードウェイ・ミュージカルの最長ロングラン記録を誇るのは

     「オペラ座の怪人」では、それに続く第2位の作品はなにか?

 

(a) ライオン・キング

(b) レ・ミゼラブル

(c) シカゴ

(d) 放浪記 

 

 

 

恥ずかしながら、ベテラン組の私がわかったのは4問目だけ、汗   

 

 

だーれも褒めてくれないので、

常日頃からやれ「ブロードウェイを20年以上見続けてきた男」だの

「舞台の表も裏も知り尽くしたアーティスト」だの

キャッチフレーズの臆面も無く連発しているこのワタクスィですらこの惨状。 

 

 

 

バカバカバカ、知らないことだらけじゃん!  

 

 

 

さ〜て、みなさん、4問中、何問できましたか?    ってことで、

 

 

私、謙虚な気持ちで初心に帰って 

ブロードウェイのウォーキングツアーに参加してきました。 

 

 

数あるツアーの中で私が選んだのは、

クリティック・チョイス・ツアー。

 「批評家ご推奨」っちゅーくらいだから、

通好みや玄人向けって事なのでしょうか?!

 

 

 

ブロードウェイの劇場街を案内してくれたのは、 

NYのケーブルテレビNY1の

人気番組「オン・ステージ」でもおなじみ  

 

 

デイヴィット・シューワードさん。  

 

 

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トニー賞の審査員でもある彼は、テレビ、新聞等のメディアで大活躍。 

すでにブロードウェイ関連のご本を3冊執筆された現役の演劇評論家なのさ!  

そんな彼と待ち合わせたのはタイムズスクエアの42丁目。

 

 

笑顔で現れたシューワードさん。 

 

 

若くてぴちぴちのイケメンじゃないけれど、 

話せば、噛めば噛むほど味がじんわり出てくる 

スルメイカのような味わい深いお方、

人間味があって優しいの・・・   

 

 

案内は、拡声器を使ってくれる・・

タイムズスクエア界隈の騒音は尋常じゃないからね〜! 

 

 

まずは、タイムズスクエアの歴史を説明から。 

ニューヨークの地下鉄

"インターボロ・ラビット・トランジット"が

タイムズスクエアに開通したのは1904年。   

 

ニューヨークタイムズ本社ビルも、

ロング・エーカー・スクエア

(42丁目のブロードウェイと7番街の間にある三角地)に完成し、   

 電気による照明が使用され、

42丁目およびブロードウェイに

電飾による広告や看板が登場しはじめのたのもそのころ。     

 

 

タイムズスクエア界隈にぞくぞくと

劇場が建設されるきっかけになったのは 

1895年、44丁目と45丁目のブロードウェイ沿いに

オリンピア劇場が建設されたことから。  

 

 

そんな話から、現在、「アラジン」が絶賛上演中の

アムステルダム劇場の経緯。 

97年に「ライオン・キング」が開幕して現在まで・・・  

 

 

 

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そして、その正面にある、ヒルトン劇場の黒歴史、 

呪われた「スパイダーマン」の話などがてんこ盛り。  

 

 

続いて、42丁目沿いにある劇場を数カ所案内した後は、 

ブロードウェイ劇場街で一番劇場が多い44丁目へ。 

「オペラ座の怪人」のマジェスティック劇場 

「サムティング・ロッテン!」セントジェームス劇場 

「マンマ・ミーア!」ブロードウェイハースト劇場 

「マチルダ」シューバート劇場  

 

 

 

 

 

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レストラン「サーディーズ」と、ブロードウェイとの関わり  

 

 

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ミンスコフ劇場へ・・トイレ休憩あり  

その後、そのままアップタウン方向へ移動して

ブロードウェイを下り、TKTSのところまで戻るというコースだ。 

 

全行程2時間。  

 

主な話の内容は・・ 

 

◎42丁目界隈の都市再生の奇跡的な成功話

  例えば、20年以上前は、ジャンキーと街娼とノゾキ部屋ばかりだった

 タイムズスクエアは今やご家族向け歓楽街に変貌  

 

◎劇場への巨額の投資で蘇った劇場群の話 

 例えば、ご家族エンタメの雄ディズニーが、

 42丁目のアムステルダム劇場をオープンしたことから、

 その地区の活性化が始まった 

 

◎劇場名の由来

  例えば、セルウィン劇場がアメリカン・エアライン劇場に

 改名された・・・ 目からウロコでしょ?

 

◎誰も知らないブロードウェイの新作情報 

 ま、当ブログにはかないっこないけど、

 それなりに新しい情報満載ヨ♡  

 

◎ブロードウェイと映画にまつわる話 

 これも当ブログ愛読者の方々に取っては

 おさらいって事かしら・・・オ〜ホホホ

 

◎俳優たちも街の再生に極力 

 やれ客寄せパンダだなんだって

 私も悪口言ってばかりですが、

 その功は認めないわけには参りませんね!  

 

◎チケット売れなければ、即閉幕なんて日常茶飯事 

 この$$イコール成功っていうキビシー構図が、

 悲喜交々、喜怒哀楽のドラマを産み出し続けるのよ〜!  

 

◎ブロードウェイの劇場をデザインしたのは・・・ 

 作品そのものは勿論、たまには劇場建築なんかに目を向けて

 堪能するってのもワンランク上のお楽しみ♡

 

  

その他にも演劇評論家だから知っている裏話も満載!  

 

 

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このツアーのすごいところは、 観光客用ではないこと  

地元に根をはるニューヨーカーも

演劇オタクの皆様も  目からウロコぽろぽろ

想い出ボロボロ BY  内藤やす子

 

すごーくためになる、

すごーく勉強になる、

ガッテン情報満載です。   

 

 

英語でのご案内だけれど、

わからなければ、 

シューワードさんに「もう一度」といえば

ゆっくり英語を繰り返してくれます。  

質問もガンガンできますよ。  

 

 

 

新作がぞくぞくと開幕を始める秋  

 

「春のめざめ」 

「オン・ユア・フィート」 

「 スクール・オブ・ロック」 

「屋根の上のヴァイオリン弾き」  などなど・・・  

 

それらを十二分に楽しむためにも 

自分の目と耳と、そして足を使って体感出来る    

このツアー、超オススメ。    

 

 

 

お申し込みは  

 

電話:917-363-1540 

EMAIL: info@criticschoicetours.com   

 

 

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ミュージカルって、ブロードウェイって楽しいだけでなく、       

ほんっとうに役に立つ人生訓がギュっと詰まった素晴らしいものなんですよね!  



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September 13, 2015 10:46 PMComment(0)



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