舞台芸術評論家、プロデューサー、タレント。「STOMP」,「RENT」の日本公演に携わる。コメンテーターとしてテレビやラジオにも活動の場を拡大。トークショー「トシ・カプのブロードウェイ言いたい放題」は、内容の濃さと面白さで好評を博す。NYのジャーナリストや演劇評論家130名で構成されるドラマ・デスク賞の審査員を務めている。ワハハ本舗所属。
スパイク役を演じるのは、ビリー・マグヌッセン
28歳、推定5.11フィート、190ポンド。
元AKB48のあっちゃんみたく
お顔のパーツが中央により気味だけど、
ベイビーファイスがたまりましぇーーーん!
いったい今までNYのどこに隠れていたのさーーーハニー。
罪作りな存在だよねー
ここまで読んだ方、
えがったのはソコだけかい!?って、
またツッコミいれられそうだけど
ぶっちゃけ50%はソコ!
しかーし
脚本と俳優も素晴らしスギちゃん
脚本は、クリストファー・デュラング
チェーホフの戯曲をぶち壊し、
うつ病も失業もセックスも笑い飛ばしながらも、
老いとは、家族とは、を深く抉っている。
主な登場人物は、鬱病のソーニャと彼女の世話をする作家志望のワーニャ(50代の初老ゲイ)。
そして、彼らの面倒をみる大女優マーシャ。
その恋人役に超絶フェロモン系の若いツバメ(チェーホフとは全く関係ない役柄)
アイディアが面白スギちゃんだねー
物語は、ワーニャとソーニャとマーシャ3人が、
親から譲り受けた家を売りに出すと宣言したことから大騒動へハッテンするぅーー。
ドタバタコメディながら、
人間の弱さ、孤独感、老いへの恐怖を巧妙に演じたのは、
ワーニャ役:デヴィッド・ハイド・ピアース
ソーニャ役:クリスティーン・ニールセン
マーシャ役:シガニー・ウィーバー
3人の息はピッタリ!
間の取り方も絶妙!
何気ないジョークでも観客の爆笑を誘う様は技あり!
古典落語にも通じる名人芸!
日本でお笑い(吉本新喜劇系)は軽く見られる風潮が・・
しかーし
コメディほど難しいものはナイぜよー。
今週日曜日はいよいよトニー賞授賞式
主演男優/女優賞にデヴィッド・ハイド・ピアースとクリスティーン・ニールセンの二人が。
そして、なんと奥様!
助演男優賞候補に、
超絶フェロモン男子のビリー・マグヌッセンもノミネートされている!
アレー、おタア様ぁー
大評判を受けて公演はまたまた延長され7月28日まで
みなさーん、「ワーニャとソーニャとマーシャとスパイク」を韋駄天走りに観に行くべし!
ミュージカルって、ブロードウェイって楽しいだけじゃなく
ほんっとうに役に立つ人生訓がギュっと詰まった素晴らしいもんだんですね。
トシカプ評 ★★★★★
John Golden Theatre
252 West 45th Street
New York, NY 10036 US
このミュージカルむちゃくちゃ面白そう!
ビリー君も爽やかですねぇ〜