3月初旬、ニューヨークのスカンジナビア・ハウスで行われたのは、今年48回を数える「ミュージック・フロム・ジャパン」音楽祭です。
半世紀近く、日本の伝統音楽や現代音楽を様々な形で世界に紹介してきた「ミュージック・フロム・ジャパン」。2016年からは日米の作曲家や音楽評論家の相互刺激、相互理解の場を提供する「アーティスト・レジデンス・プログラム」も実施しています。
5日のイベントでは「近年の日本の現代音楽の諸傾向」をテーマに、音楽学者の沼野雄司さんが「新しい」「興味深い」と注目する4人の日本人作曲家について講演。
続いて、今年招かれた作曲家の菅野由弘さん、森円花さん、伊藤彰さんの以前の作品と、ミュージック・フロム・ジャパンの委嘱曲というそれぞれの新旧の作品を紹介するコンサート、「最近の日本の音Ⅲ」が行われました。