アメリカでは屋内退避や他人との一定の距離を保つソーシャルディスタンシングを守らない人も多く見受けられ、そうした行為が感染抑制の妨げになることが懸念されています。
ミシガン州のバスの運転手がSNSで、口を覆わずに咳をしている乗客がいると訴えた投稿が話題になりましたが、その後、運転手は新型コロナウイルスの感染が確認され死亡しました。運転手の遺族は人々に屋内退避令を守るよう懇願しています。ミシガン州ではアフリカ系アメリカ人の新型コロナウイルスの被害がより深刻で、州の人口の14%にもかかわらず、感染による死者の40%を占めています。 屋内退避令を無視する人は依然、各地で見受けられ、週末にはルイジアナ州の教会で1200人が集まる集会が行われました。全米9つの州で出されていなかった屋内退避令ですが、その中のアイオワ州では週末から感染者数が35%跳ね上がり、知事がきのう経済活動の停止を命じました。