先週、ホワイトハウスのスタッフから相次いで新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを受けて、新型コロナ対策チームの主要メンバー3人が自主隔離に入りました。
5月7日にトランプ大統領の身の回りの世話を担当する海軍所属のスタッフが新型コロナウイルスに感染していることが判明。翌日の8日にはペンス副大統領の報道官の感染も明らかになりました。この事態を受けて、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長を含む新型コロナウイルス対策チームの主要メンバー3人が感染が明らかになったスタッフと接触したため、自主隔離に入りました。ファウチ所長は検査で陰性だったものの、念のため、ほとんどの仕事を自宅で行うということです。また、疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長と食品医薬品局(FDA)のハーン長官は、ともに14日間の自主隔離に入るとしています。トランプ大統領も感染したスタッフと接触したとされていますが、9日に行われた軍や国家安全保障関係者との会議ではだれもマスクをつけていませんでした。メドウズ大統領首席補佐官は大統領や副大統領に近づくスタッフは毎日検査を受けており、ホワイトハウスの感染予防は十分だと主張しています。ホワイトハウスは職員に対し可能な限り在宅勤務を実施し、注意を怠らず、不要不急の出勤は控えるよう求めています。