経済活動の再開が進み、人々が仕事に戻りつつある中、チャイルドケアが問題になってきています。
カリフォルニア州サンフランシスコにあるこの託児所には、 新型コロナウイルス感染拡大の前は 100人の子供が通っていましたが、今は10人しかいません。
託児所所長 「保護者が失業してかなりの人数を失いました。州の収容人数制限で多くの子供を受け入れられるかどうか分かりません」
カリフォルニア州の2千の保育園などを対象に4月の終わりに行われた調査では、自宅を施設として使っている個人の託児所の72%が営業を続けている一方で、 そのほかの託児所は34%しか営業していないという結果が出ています。
チャイルドケア雇用調査専門家「多くの家庭が子供を託児所に戻すのをためらっています。財政面や安全面の理由から再開できない施設も多くあります。かなりの施設が閉鎖に追い込まれるでしょう」
調査では62%の施設がマスクなどの防護具や消毒液の入手が困難な状態だということです。また、失業保険の給付金が 給料よりも高く、仕事に戻るのを拒む従業員もいるということで、今後なんらかの支援策がない限り多くの託児所が経営難に追い込まれる深刻な状況に直面しているとABCニュースは伝えています。