新型コロナウイルスで大打撃を受けた航空業界ですが、行動制限が少しずつ緩和される州が出てくる中、空の便の乗客も増え始めています。そうした中、機内での感染が懸念されています。
アメリカの各航空会社は機内での安全対策に取り組み始めています。
デルタ、ユナイテッド、ジェットブルーの3社は今日から、サウスウエストとアメリカンの2社は5月11日から乗客にマスクの着用を要請することを発表しました。10日ほど前、込み合う機内の様子が映ったビデオがソーシャルメディアで広まるとウイルス感染に対する安全性への懸念が一気に高まりました。これを受け、大手航空会社は3列席の中央席の一部、または全てを販売しない方針を発表しています。新型コロナウイルスの影響で空の旅の利用者が93%落ち込み、3千機以上が全米の空港で駐機しています。世界的には航空業界は3千億ドルの損失が見込まれています。各航空会社は乗客に安心して利用してもらえる環境を作り、巻き返しを図りたい考えです。