新型コロナウイルスの感染拡大でしきりに言われるようになった人々のニューヨーク離れ。
特に、感染拡大の中心地と言われていた3月から5月までの間に、ニューヨーク市からは人口の5%に当たる42万人が流出したと報じられました。夏が過ぎれば人は戻ってくるとの見方もありましたが、新型コロナは収束しないまま、ブロードウェイの劇場街も来年の5月末まで公演を中止。街には閉鎖された店やホテルが目立ち、観光業も回復しないままのニューヨークに大都市の活気が戻ってくる気配はありません。冬に向けてさらなる感染拡大が懸念されるなか、ニューヨーク市空洞化の現状はどうなっているのでしょう。
レントスタビライズ物件40万軒以上のオーナーや管理人4000人以上をメンバーに持つCommunity Housing Improvement ProgramのJay Martin氏に、ニューヨーク市の空室率や、大家さんの取り組みを聞く他、ニューヨーク最大手の不動産会社Corcoran Groupのブローカー、松村京子さんに、物件の動向を間近で見ていて感じる変化や、今人気の物件や人気のない物件、コロナ禍での苦労などを聞きました。
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ディレクター:増子貴世|カメラ:出上卓治|音声:石井三香子|編集:菅野真由
プロデューサー:浦部靖己