Brooklyn Navy Yard
NY市では各地で再開発が進められていますが、その中でもブルックリン・ネイビーヤードは最先端技術の製造拠点として国内外から注目されています。もとは、アメリカ海軍の造船拠点で第二次世界大戦の戦艦もここで作られました。その後、NY市の所有となり、工業地帯にになりました。近年、大規模な再開発で最先端技術の開発・製造拠点に生まれ変わりました。特に注目されているのがNew Labという施設です。新しい技術や才能がここで成長できるようにサポートする仕組みがあります。最先端後術の起業家たちを応援することで、新しい製造業がうまれ、地元の雇用も拡大します。このエリア一体が次世代テクノロジーとともに発展していくことが大きな目標です。
New Lab
造船工場をリノベーションしたコワーキングスペース。利用するには、最先端技術を開発・使用しているスタートアップであることが必須条件です。多数の申し込みがありますが、審査を通るのは15%以下だそうです。約150企業、760人以上の起業家たちが利用しています。また、製品の試作に必要な作業スペースがあり、製造機器も利用できます。他にも、今後、起業家が事業を拡大していくために必要な資金集め、法律関連のサポートも行っています。起業家たちの交流もあり、共同開発に発展することもあるそうです。
紹介したスタートアップ
AirLev ハイパーループ(開発中の次世代輸送システム)用の車両を空気の力で浮かせて移動する技術を研究・開発。
Optimusride 自動運転車の開発・運用。ブルックリン・ネイビーヤード敷地内でNY州で初の自動運転車の運用を行っています。フェリーで訪れた一般人も利用可能です。
Honeybee Robotics NASAの火星探査機に使われているロボットツールを開発
OpenBCI 個人で脳波や心電図が測定できる簡易キットの開発・製品化
Truebird 格的なコーヒーを入れる自動カフェロボットを開発
Farmshelf 室内で野菜を栽培できる機器を開発・製造
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ディレクター:石川裕子|プロデューサー:浦部靖己