下半身むくみ解消！応急処置にもなるリンパ体操 | VIDEO

現代人が抱える体の不調を解消する方法を専門家に教えてもらうコーナー「Healthy Tip」。七回目は寝ながらできるリンパ体操です。下半身のむくみ解消、脚を怪我した時の応急処置にまでなるという4つの動きからなるリンパ体操を、今回もマンハッタンにあるフィジカルセラピークリニック「OMPT NY」の理学療法士、瓜阪美穂先生に教えてもらいました。 

リンパ体操
①　仰向けに寝て、脚を枕などに乗せて心臓より上にする
②　胸とお腹に手を当て、お腹だけ上下するようにして腹式呼吸
　　※1分間
③　脚の付け根に手を当て、下から引き上げるように半円を描きながらマッサージ
　　※脚の付け根に沿って3カ所を5回ずつ
④　片足を上げて膝を曲げ、股関節と膝の裏をしぼるように脚を両手で抱え込む
　　※左右各5回
⑤　片足を上げて太腿を両手で持ち、足首を曲げ伸ばししてふくらはぎとすねの筋肉を動かす
　　※左右各5回

※脚の付け根のマッサージは、なでるだけでなく肌を軽く掴むようにプレッシャーを加えて引き上げる
※⑤の体操で足を上げるときは無理に膝を曲げなくてもOK。足首を動かす事でふくらはぎとすねの筋肉を動かす事を意識

脚に滞ったリンパは心臓に戻って行かなければならないものですが、脚だけマッサージしても、他が滞ってしまっているとリンパは心臓に戻ってくれません。最初に腹式呼吸を行うのは、お腹にあるリンパ管をマッサージして負圧（吸引力）を作り、心臓近くから順々に流れを良くしていくためです。

下半身のむくみ解消、脚の怪我の治癒力を高め、応急処置やアイシングの代わりにまでなってしまうのに加え、体操後は気分がすっきりします。朝、体が硬いと感じる人は起きた時、夜、むくみや疲れが出る人は寝る前など、いつでも自分の好きな時間にゆっくりと10分ほどかけてこの体操を行いましょう。