現代人が抱える体の不調を解消する方法を専門家に教えてもらうコーナー「Healthy Tip」。八回目は、ホリデーシーズンに食べ過ぎた人や「今年こそ痩せたい!」という人必見!脂肪燃焼、お腹引き締めに効果のある体操を2つご紹介します。今回もマンハッタンにあるフィジカルセラピークリニック「OMPT NY」の理学療法士、瓜阪美穂先生に教えてもらいました。
1.高強度インターバルトレーニング(HIIT)
短時間で負荷の高い体操と休憩を繰り返すアスリートに人気のトレーニング法。ご紹介するのは高負荷のジャンピングジャックスと休憩のツイストボディーマーチを繰り返す、一般の人にもやり易いものです。
★心拍数を大きく上下させるのがポイントなので高血圧や心臓の弱い人は注意!
① 最初はジャンピングジャックス。両足を閉じた状態で立つ。
② ジャンプして両手を横から上に上げ足を大きく開く。
③ ジャンプして両手両足を閉じる。
④ テンポ良く20秒間繰り返す。
⑤ 続けてクロスボディーマーチ。行進するように膝を高く上げて歩き、上げた脚と反対側の手で太腿の外側を触るように胴体をツイストする。
⑥ 左右交互に行いながら10秒間部屋を歩く。
⑦ ジャンピングジャックス+クロスボディーマーチの計30秒間を2回連続で行う。
※ジャンピングジャックスに慣れてきたら足の幅を狭めてスピードを速めていきます。
※ジャンピングジャックスをテンポよく行って心拍数を大きく上げ、クロスボディーマーチで下げるのがポイント。
2.ピラティス100
お腹、コア周りの引き締めに
① 仰向けになって両足の股関節、膝が90度になるように持ち上げる。
② あごを引き、頭から胸の後ろまでが上がるよう上体を引き上げる。目線はおへそ
③ 手の平を床に向けて両腕を持ち上げ、足の方にのばす。
④ 手でバウンスするようにして5カウントで呼吸。
⑤ 20カウントで頭と脚を下げて休憩し、状態を整えてからまた体勢を作って20カウント。
⑥ 最終的に100カウント続ける事を目標に。
※目線はおへそに向けたまま
※呼吸が苦しくなるので、頭の上げ過ぎに注意
※休憩時、首や肩に力が入っていないことを確認
体操で体に負荷を掛ける事は長生きにもつながると言います。この体操も、少し辛いな、と思うくらいが適度な運動量。
ジャンピングジャックスは循環を良くし、クロスボディーマーチは脳に刺激を与える、ピラティス100は腹筋、コア周りを鍛える、とそれぞれの体操に効果があります。慣れればすべての体操の所要時間はたった3分!週に3回、続けてみて下さい!
15 W 44th st, 10th fl New York, NY
週3日メディカルヨガクラスを開催
(毎週火、水、木曜日 7:30pm〜8:30pm)
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ディレクター:増子貴世 カメラ:石井三香子 音声:高津富士男 編集:神野寛子
プロデューサー:浦部靖己