世界的なサプライチェーンの混乱や人手不足による賃金の引き上げなどによりアメリカで記録的な水準が続くインフレ。消費者物価指数は今年3月から6ヵ月連続で前の年の同じ月に比べ8%を超えていて、中でも食品はおよそ43年ぶりの高い水準となっています。
7日に発表された9月の雇用統計で失業率は前月比0.2ポイント下げ、3.5%。インフレの原因でもある労働市場で需給のひっぱくが続いていることが確認され、FRB・連邦準備制度理事官がインフレ抑制のための大幅利上げを継続する可能性が高まったと見られています。
アメリカで不安視されているリセッション、景気後退に陥る可能性はあるのでしょうか?
また、もし来るとしたらその規模や期間は?インフレの現状やFRBの急激な利上げの影響、またアメリカ経済の今後の見通しについてみずほ銀行産業調査部、米州調査チームの調査役、大澤秀暁さんにお話を伺いました。