日本では、東京オリンピックでの募集で注目されているボランティア活動。
ニューヨークではとても身近なものなんです。そこでニューヨークのボランティア事情について取材しました。
NPO(非営利団体)Earth Matter NY
ガバナーズ島でコンポストプロジェクトを運営。市内の食品廃棄物を受け入れコンポスト(堆肥)にしています。できたコンポストは、ガバナーズ島の畑や花壇に使用。こうした活動を通して食品廃棄物の減量を提唱しています。また、ニワトリやヤギを飼育。彼らは食品廃棄物や島の草を食べ、ふんはコンポストに使われます。生き物を飼育することでガバナーズ島の中で資源の循環をしています。
ボランティアは年間5000人が参加しEarth Matter NYの運営に貢献。ニワトリやヤギの世話やコンポスト作り、畑作業などを行います。Earth Matter NYのWEBページから申し込みでき、ガバナーズ島が一般にはクローズしている時期も含め、1年を通じて募集。家族でも参加できます。
NPO(非営利団体)New York Cares
ボランティアのマネジメント、ボランティアプロジェクトの運営をしています。New York Caresでは1300以上のNPOや教育機関と提携し、年間6万4000人がボランティア活動に参加。ボランティアはWEBページで登録し、一度オリエンテーションを受けます。その後、WEBページから検索、参加申し込みができます。プロジェクトは日時、場所、ジャンルから選べ、スープキッチンやフードバンク、教育に関するもの、シニアセンターでのサポート、コミュニティファームなど月に1600以上。1回ごとの参加申し込みで2~3時間のプロジェクトが多く、仕事前後や週末の時間帯もあるので、社会人や学生、家族でも参加しやすい仕組みになっています。
また、New York Caresが主催するボランティア活動New York Cares Day for School(NY市内の学校の校舎をペイント)やHoliday Coat and Gift Drives(コートやクリスマスプレゼントを集める)もあります。
Director:Yuko Ishikawa | Producer:Yasumi Urabe