舞台芸術評論家、プロデューサー、タレント。「STOMP」,「RENT」の日本公演に携わる。コメンテーターとしてテレビやラジオにも活動の場を拡大。トークショー「トシ・カプのブロードウェイ言いたい放題」は、内容の濃さと面白さで好評を博す。NYのジャーナリストや演劇評論家130名で構成されるドラマ・デスク賞の審査員を務めている。ワハハ本舗所属。
私が、まだ駆け出しのショーワ、ショーワのころ!
文句あるぅー?
今みたいに自分が同性愛者だなんて
「ヨイトマケ」の美輪明宏様以外
口が裂けても言えなった時代!
そりゃーもー
日常の男性的所作から
偽造ガールフレンド作りまで
涙ぐましい努力していたさ。
それでも、グラスもつ小指がピーンと立ってる自分にドキッとしたりwww
そんな社会的タブーの下での欺瞞、なりすまし、など
このココロのヒダヒダ状態って、
まさに演劇の格好のネタじゃーなーい??
ブロードウェイで上演中の「ザ・ナンス」は、
まさに同性愛者の悲喜交々の葛藤を描いた最新作
何じゃ、その「ナンス」って!?
とお思いの方のために・・・
ナンスとは、バーレスクなどのお笑いパロディショーで、
ヘテロセクシャルの男が、おねえキャラを演じる役者の呼び名
今の日本でそれやっている人??
ワハハ本舗の梅ちゃんこと梅垣 義明さん!?
藤井隆もそのひとりか?
本芝居では、主人公チョンシー・マイルスが、
舞台でオネエを演じながら、
私生活でもモノホンのゲイという設定で物語が進んでいくのだよー。
見どころは?
コメディに必要なのは卓越した演技力。
トニー賞俳優ネイサン・レインがすごい!
絶妙なタイミングで笑いのツボを押さえながら、
インテリでシリアスな側面を持つ中年ホモを好演。
そこに、彼の天性の魅力も加わるから台本の過不足も払拭している。
◎ノンケが知らない世界、1930年代のハッテン場
いわいるホモの出会いの場となるコーヒーシップを芝居に再現。
当時のお仲間ちゃんたちは、涙ぐましい努力をして、
おホモダ達を見つけていたのだねぇー、泣けてくるぜー。
◎トニー賞最優秀装置デザイン賞に輝いた舞台装置が
しゃれとんしゃー(博多弁でステキという意味)。
コーヒーショップ、舞台正面、舞台袖、楽屋、チョンシー・マイルスのアパートが
コンパクトにまとめられた廻り舞台。
◎イケメンの全裸入浴シーン
最近安直な客寄せ安全牌としてブロードウェイは裸が花盛りぃー。
でも本作ではそれが効果的に使われている?!
ストーリー
舞台では、私生活で寂しい晩年をおくるチョンシー・マイルス。
ある日、ゲイのハッテン場(出会いの場)で、
凛々しいイケメンと恋に落ち、同棲生活にハッテン。
ゲイに対する社会の弾圧は増す中で二人は
芝居だけど、「ナンス」のこと、もっと知りたくなったかにゃ!?
つづく
知りた〜い! 初めて聞いた、このミュージカル!
娘と一緒に今読んだよぉ〜!!!!! で、どんなストーリー?
ところで、日本はゲリラ雨だとか・・・カプチーノさん溺れてない? 大丈夫?