坂本龍一さんのインタビューをさせていただきました。
坂本さんがコンサートをされる会場でのインタビュー。
カメラなどのセッティングをしていると後ろのス テージからピアノの鍵盤を叩く音が...。
振り向くと坂本龍一さんでした。室内なのに黒いコートとマフラー。
うつむき加減で立ったまま鍵盤を叩く坂本さん の横顔はさらりとおりた白髪で隠れていました。
すごい存在感...。
こちらの準備 ができたところでカメラの前に来てもらうと、とても柔らかい雰囲気。
ピアノの前に立っていた坂本さんとは別人のようでした。
そして話し始めると、全く気取 らない普通の会話。
ちょっと照れながらお話になる表情にはビッグなアーティストの雰囲気はありません。
むしろ素朴で身近な雰囲気を醸し出されていました。
世界的なビッグアーティストっぽくない自然な姿に感銘しました。とても楽しいインタビューとなりました。
坂本龍一さん独占インタビュー
~裏のまた裏の話~
実 はこのインタビューが決まったときになかなり興奮していまいました。
私の中の坂本龍一さんは日本国内ではYMOから始まり多くの曲を大ヒットさせ、
映画ラ ストエンペラーでは俳優として出演すると同時に音楽を担当して
ゴールデングローブ賞とアカデミー作品賞に輝いた世界的天才アーティストなのです。
しか し!!インタビュー当日、会場に向かう車の中で若いスタッフが一言
「坂本龍一さんってアホアホマンのイメージが強いけど、本当はすごい人なんですね~。」
えっ?アホアホマンってなに???
後 でYoutubeで検索して観てみました。
坂本さんは音楽だけにこだわらず様々な番組に出演されていることは知っていましたし、
お笑い系の番組にも出演さ れていることも知っていました。
しかし初めてみるアホアホマンの姿にはさすがにビックリ。
でもご本人が楽しんでやっているのがとてもよく見て取れます。
だから面白いのです。つい笑っちゃう。
坂本さんは色々な仕事を受けていることについて「面白そうだったからやってみた」とおっしゃっていました。
俳優であ れ、映画音楽であれ、お笑い芸人であれ、面白そうだからやってみてできてしまう事がすごい。
分野を超えてやはり「天才」なのですね。
それにしても世代の違 いでこんなにイメージが違うなんていう人ってあまりいませんよね。
国境を越えて、世代を超えて、ジャンルを超えて、そして分野を超えて活躍している。
やっ ぱり坂本龍一はすごい!!