先日、ワシントンDCの日本大使公邸でひなまつり茶会が催され、取材する機会にめぐまれました。
お茶会の亭主を勤められたのは武者小路千家の千宗屋若宗匠です。
千宗屋若宗匠とのツーショット
若宗匠とはNYのホテルで合流し、スタッフの方々とともに電車でワシントンに同行させていただきました。
「若宗匠」がいらっしゃると聞いて、もっとずっとピリピリした空気に包まれるのだろうと覚悟していたのですが、
実際はなんとも明るい旅でした。若宗匠が気さくな普通(?)の方で驚きました。
DCの大使公邸の茶室に入ると若宗匠はテキパキと準備を始められました。
忙しそうにスタッフに指示をしながらも和気あいあいとした雰囲気を感じます。
若宗匠が飾られた床の間。お花は梅の花を散らして..
そろそろ準備も終わったころかと茶室に戻るとフワッといい香りが..。
茶室の隅にお香が炊いてありました。
お客が入るのはまだまだ先なのにお香を炊かれる若宗匠のスタッフや私たちに対する粋な心遣いに感動!
その他にも取材中、若宗匠の人柄があちらこちらに見られました。
人としての純粋さと茶人としての奥深さを感じるのです。
とにかく若宗匠は茶道が大好きだということがひしひしと伝わってくるのです。
少々オタク?と思えるほど楽しそうに夢中になっていらっしゃる姿が素敵でした。
横柄に聞こえるかもしれませんが若宗匠が背負って立つ武者小路千家の未来が楽しみだと思いました。
私も一服いただきましたが、久しぶりに体の芯から「フ~ッ」とため息が出ました。
たいへん結構なお点前でございました。
ひなまつり茶会の動画はこちら:www.fujisankei.com/video_library/event/DC-chakai.html