将来の夢がロブスターマン(ロブスターの漁師)である
ジャスティンにロブスター漁の気分だけでも
味わえるようにとロブスターボートの観光ツアーに
参加しました。
5歳のジャスティンが楽しめれば..と
あまり期待はしていなかったのですが
意外や意外、すごーく楽しくて色々と勉強になりました。
50分ほどのツアーで
ボートであらかじめ仕掛けておいた罠を
目印のブイを探して引き上げます。
この日は3箇所の罠を引き上げて
数匹のロブスターを水揚げ。
罠にかかった他の生物(カニなど)は海に戻し、
また、ロブスターも大きさによっては
海に戻さなければいけないルールがあります。
卵を持ったメスはもちろん、
繁殖力の強い大きなオス、そしてまだ小さいメスなどが海に戻されます。
そのため、かかったロブスターはその場で
長さを計って規定外のものは全て海に戻します。
お腹の部分にある一番小さい二本の足で
オスかメスかがわかります。
メスは羽のようにやわらかく、オスは堅い。
その場で触らせてもらいました。
海風をあびながら「なるほどぉ~」と
ツアーを満喫していたら....
あれ!?
ジャスティンが妙にしずか.....
顔が...
青い!!!!!!
ヤバイ...船酔いだ。
マンハッタン暮らしのジャスティンは
車でも長時間乗っていると吐いてしまうほど
乗り物に弱い。
乗り物酔いの薬を...カバンの中にあるはず...
ない~~~!!!
私としたことが酔い止めの薬を
ホテルに忘れて来てしまったー!!
しかたがないので...
レジ袋を広げて準備オッケー。
そして、なるべく遠くをみるよう仕向けるため
「ジャスティン!ブイをいくつ探す事ができるか競争しよう!
あ!!あそこに1つみっけ!!」
まんまと『ブイ探しゲーム』にはまったジャスティンは
なんとか最後まで吐かずに50分のツアーを終了。
はぁ~...あんな小さな船で吐いたら大迷惑!!!
船を降りてほっと胸をなで下ろした私でしたー。
*当の本人はご満悦で
最高に楽しいツアーだったと喜んでいました。
☆ここで学んだマメ知識☆
1)罠に使われる籠ですが、嵐などでブイからはずれて漂流してしまった場合
ロブスターが次々と罠にかかってしまい、獰猛なロブスターが籠の中で殺し合いとなってしまうそうです。
そのため籠のフタをとめるパーツを時間が経つと水に溶けるものにして、
ロブスターが逃げられるようにするよう義務づけられているそうです。
2)ロブスターの漁師の免許を取得するにはこの地区の漁師について2年以上経験をつむこと、
この地区の住人であることなどが義務づけられています。
また免許の数が州ごとに定められていて、退職して免許を返上する漁師がいないと
新たな免許は発行されません。いまは退職者待ちの状態だそうです。
3)ブイの色は免許を取得したときに指定されるもの。
昔は木材でできたブイにペンキを塗ったものが使われていましたが、今はプラスチックなどが使われています。
近年、環境に優しい素材を使う事が義務づけられました。
http://www.finestkindcruises.com/index.htm
*この会社の「Lobstering Trip」というツアーに参加しました。