日本でもできないようなことを
ときどきニューヨークで
体験できることがあります。
先日、国連加盟60周年記念事業として
ニューヨークの国連本部に
日本から左官職人の久住有生さんが訪れ
デモンストレーションなどを行いました。
なんと日本から700本の竹を運び込み竹矢来を組み、
土は500キロ以上使ったそうです。
なぜ左官?
と私も思いましたが、
左官は、地球上どこにでもある
「土」を使って土壁作るもの。
日本の技法で
国連敷地内の土も混ぜて作った土壁に
みんなで世界平和への想いを
刻もうという素晴らしい企画でした。
練った土を息の合ったリズムでパス。
実際は土を飛ばすそうで
場合によっては屋根の上にまで
投げ飛ばしてキャッチしたりするそうです。
(*この日、飛ばさなかった理由は
VIP中のVIPが参加する中
万万万が一土が飛び散ったら
ゴメンじゃ済まないお客様が多すぎたからかも?^^; )
国連の中とあって、各国の大使から
潘基文事務総長もいらっしゃいました。
塗り上がった土壁に潘基文事務総長は
「平和」という文字を力強く刻みました。
そして私も!
「幸」という文字を書きましたが
土が想像以上にしっかりしていて
ヘタッぴになってしまいました。笑
世界中の文字でメッセージが書かれた土壁は
素晴らしい作品になりました。
中心にある「平和」が潘基文事務総長が書かれたもの。
この作品が翌日には撤去されてしまうと知って
少し寂しい気もしましたが
すぐに撤去するものだからこそ
大勢の人が想いを綴ったのだろうと思いました。
素敵なイベントでした!
私が心から敬愛する
ダンサーの折原美樹さんもいらっしゃいましたー。