ジャスティンが去年、新しい学校に入学したとき
「校長先生がすばらしい」というのが転校を決意した理由の一つでした。
博士号を持っていて生徒にも『ドクター○○』と呼ばれていました。
おまけに若くてすごく美人!
やり手でこれまでも他の学校からの引き抜きが何度かあったという。
高額な給料を払う私立学校からの話もあったが断ったという人物。
なのに....
ジャスティン在校たった一年で校長が代わってしまいましたー!
それも引き抜かれたのではなく
自分から教育委員会の仕事に移ってしまった...。
ガックリ....
新しい校長先生は新学期の直前に発表されました。
NY市の公立中学校の副校長をしていた人だそうです。
新学期最初のPTAのミーティングで挨拶をされるというので
行ってみました。
ボロボロのジャケットにジーパンとスニーカー姿のこの男性です。
日本だったら絶対にあり得ない...と思いながら話を聞くと:
以前は金融の仕事をやっていた。ある会社から仕事の
オファーがあったが、給料が安すぎると断った。
そのすぐ後、2001年9月11日の同時多発テロがあった。
自分が給料が少ないと断った会社は崩壊したワールド
トレードセンターの中にあった。人生そのものを考え直し
教育の現場に入ることにした。
ということでした。
この段階でかなり感動していたのですが、
このあと:
小学校のときにテストでカンニングをした。
その時の先生が、その場では何も言わず
後で呼び出されカンニングについて
じっくりと話し合った。そしてテストを受けなおした。
二度とカンニングをしようと思わなかった。
この経験から人は過ちから学ぶことが一番心に残ることがわかった。
過ちを恐れないことにした。
子供たちにも過ちを恐れず、おもいきり学んで欲しい。
これを聞いて絶対服従状態になりました(笑)。
さらに!全校生徒の名前を年末までに覚えるという約束を生徒とした!!
この校長先生ならきっといい学校作りをしてくれると確信!!
*それにしても前任者もこの方もとても若い。
若い人たちに教育を任せるっていいことですね。
あ、それからボロボロのジャケットはファッションでした〜。^^;