ここアメリカでは各地でホットドッグやチキンウィングの早食い大会がたくさん開催されていますが、
先週の土曜日、ロサンゼルスでは日本の食文化に因んだ一風変わった品で早食い大会が行われました。
それはなんとギョーザ!
18日にロサンゼルスのリトルトーキョーで開催されたこの国際大食い競技連盟公認
「デイリープライド ギョーザ早食い大会」は、1934年に当時保守的だった日系一世の子どもたちが
自分たちの文化を振興するために始めたお祭り「二世ウィーク」の一環として開かれました。
「二世ウィーク」は日本文化や日系人の歴史をより多くの人に広めることを目的に、
今年は生け花の展示や和太鼓のパレードなどが行われました。
そして日本の食文化を広めるために行われているのがギョーザの早食い大会。
今回集まった17人の選手のために用意されたギョーザの数は4500個。
ルールは10分間でとにかく多くのギョーザを食べた選手が優勝賞金の2000ドルを獲得するというものです。
優勝候補は前回優勝者のパトリック・ブレトレッティ選手!
去年264個のギョーザを完食し世界記録を叩き出しました!競技前に行われたインタビューでは、
前日はコンサートに行ってビールを飲んでいたと答えていたブレトレッティ選手。全大会優勝者の貫禄を見せます。
そんなブレトレッティ選手に立ち向かうのはジョーイ・チェスナット選手!
ニューヨークで毎年アメリカの独立記念日に開催される恒例の「ネイサンズ」ホットドッグ早食い大会では
あの小林尊選手を破り現在6連覇中です。過去のギョーザ早食い大会でも3回の優勝を収めています。
また国際大食い競技連盟が認定する早食いのランキングでは現在、世界ランク1位に君臨しています。
今回の大会に先駆けて1週間半ギョーザばかり食べて胃を慣れさせたといいます。
白熱のフードファイトの末、結果は以下の通り!
1位:ジョーイ・“ジョーズ”・チェスナット選手-266個(世界新記録)
2位:マット・“ザ・メガトード”・ストーニー選手-234個
3位:パトリック・“ディープディッシュ”・ブレトレッティ選手-233個
と、チェスナット選手が10分間で266個のギョーザを完食という新たな世界記録を打ちたて、
3年ぶり4度目の優勝を飾りました!!
競技後に行われたインタビューでチェスナット選手は
「記録が出せてうれしいです。ギョーザはおいしかったし食べやすかった。楽しめました」とコメントしています。
また早食い大会は午後2時から行われましたが、記者に夕飯について聞かれるとチェスナット選手は
「2~3時間寝たら食べに行きます」と答えていました。
ちなみに、今回234個のギョーザを完食し、2位となったストーニー選手にギョーザ1個分の僅差で敗れた
ブレトレッティ選手ですが、実は235個のギョーザを食べながらも競技終了後に2個分の食べ残しが見つかったため、
その分を引かれて3位となったそうです。
コメントする