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女優・二階堂ふみさんインタビュー

ニューヨークで毎年夏恒例のJAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!
日本映画の話題作ばかりを集めた映画祭で、今年は過去1年のヒット作28本が集結。
10日間に渡ってジャパン・ソサエティーで上映されます。

そのJAPAN CUTSに先週木曜日、スペシャルゲストとして登場したのは
いま注目の若手実力派女優・二階堂ふみさん。
この日は園子温監督の「地獄でなぜ悪い」が上映されました。

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二階堂ふみさん プロフィール
14歳で役所広司の初監督作「ガマの油」(09年)で女優デビュー。
「ヒミズ」(12年)で日本人初のベネチア国際映画祭で新人賞を受賞。
「私の男」(14年)でニューヨークのアジアフィルムフェスティバルにて
ライジングスターアワーズを受賞。
多くの出演作が日本国外の映画祭で賞を受賞。



JAPAN CUTSで上映された「地獄でなぜ悪い」はヤクザの組長が
敵対する組との抗争を舞台に、自分の娘を主演にした映画を作るというコメディー。
二階堂さんが舞台挨拶でおっしゃった通り、「血あり!笑いあり!」な映画です。
二階堂さんは組長の娘ミツコを演じていますが、役のはまり具合がスゴイんです。
"さすが組長の娘!"って思ってしまうほどの迫力があるんです。
上映会も大成功に終わりました。

実はニューヨークで行われているアジアフィルムフェスティバルでも
二階堂さん主演の映画2作が上映。
(アジアフィルムフェスティバルはリンカーンセンターで開催;
一部作品はJAPAN CUTSと共同上映)
「ほとりの朔子」と「私の男」が上映されました。

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後述の「私の男」は先月、モスクワ国際映画祭でグランプリを受賞した作品で
大きな話題を集めました。その作品について二階堂さんはこう話してくれました。

現場でこう各部(演技部、照明部、衣装部、メイク部など)が
自分たちのやれることをしっかりやって、それで作り上げた作品ですし、
そういう本気殿高いものだったからこそとれたんじゃないかなと思っています。

私にとっては熊切監督に初めて会った時から
ずっとこの監督と映画を作りたいと思っていた監督との作品でしたし、
現場でもものすごくこう、言葉がいらない関係性だったというか。
熊切さんとも浅野さんとも。
そういう関係性の中で築いてきた関係であったり、
そういうのも含めてすごく特別な作品だなと思います。



舞台挨拶でも英語で挨拶をした二階堂さん。
1年ほど前に2カ月、プライベートでニューヨークに滞在したことがあって、
そんなニューヨークは

自分がすごく素直になれる街ですし、自分のきらきらしたものが全部詰まっている国



と話してくれました。
今回は仕事でプライベートな時間はなかったようですが、
ニューヨークの最新情報も知っていて、好きな街だからこそ常にアンテナを立てているんだと感じました。

最後に、今後アメリカで会える可能性について伺うと

なるべく自分が出ている映画が
海外で上映できるようにがんばりたいなって思ってるので
その際は(アメリカに住んでる方々も)劇場に来てくださるとうれしいですし、
ニューヨークにもこれからしょっちゅう来るので
もしかしたらすれ違うかもしれないです



と笑顔で答えてくれました。
二階堂さん、その日を楽しみにしています!

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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

JAPAN CUTSは20日(日)まで開催中です。
19日(土)には俳優・北川一輝さんが登場するのでお見逃しなく!
※「リノから来た男」と「猫侍」はすでに完売
詳細:www.japansociety.org

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2014年7月11日 13:32コメント(2)

仲代達矢まるごとインタビュー

撮影協力:ザ・キタノニューヨーク

ニューヨークを訪れた俳優・仲代達矢さんがその役者人生を語ります。

 


インタビュアー: 阿部知代(フジテレビアナウンサー)

 

ディレクター: 根本竜一 | カメラ:森田アンドリュー 

編集: 田上真奈

プロデューサー:浦部靖己



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2014年6月 9日 14:30コメント(0)

「初音ミクの生みの親」伊藤博之さん in ニューヨーク

初音ミクがレディー・ガガの前座をつとめたニューヨーク・マディソンスクエア・ガーデン前で、その生みの親であるクリプトン社社長の伊藤博之さんに久下キャスターが直撃!

Miku_Ito.jpgレディー・ガガの前座をつとめるのは残りあと4日。
5月28日シアトル、30日バンクーバー、6月2日サンディエゴ、3日サンノゼ
チケット情報はレディー・ガガのウェブサイトから
http://www.ladygaga.com/artrave-the-artpop-ball

ImageAnime.jpg伊藤さんと久下キャスターが行ったお店が、マディソンスクエアガーデンから徒歩5分の「イメージ・アニメ」
マンハッタンでは唯一のアニメ専門店で、初音ミクグッズが豊富に揃う。↓アメリカでしか買えない商品も。

Miku_Figure.jpgImage Anime
242 W 30th St, New York, NY 10001

(212) 631-0966

 

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2014年5月27日 07:40コメント(0)

"The Railway Man"真田広之インタビュー

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真田広之さんの最新作"The Railway Man"
正直重い映画です。
日本軍が戦争捕虜に過酷な労働を強制したり拷問もしたりする。
その事実があるだけに、映画を見る前は日本人として後ろめたい気持ち、
学校でパール・ハーバーのことを教わった時のようなそんな気持ちになるのではないか、
と思っていました。
でもこの映画は、"日本が悪い"とうたった映画ではありません。
戦争の映画でもありません。
2人の人間を軸にした、感動の物語です。それも実話。
今回真田さんへのインタビューをきっかけに知った"The Railway Man"でしたが、
一日本人として、エリック・ローマクスさんと永瀬隆さんの物語に出会えて
本当にうれしく思います。

第2次世界大戦中、日本軍は物資輸送のためにタイとビルマを結ぶ
泰緬(たいめん)鉄道を作ります。
歴史上あまり知られていないこの鉄道は
「死の鉄道」と呼ばれるほど作り上げることが困難な鉄道で、
強制的に働かせないといけないほど過酷な労働だったんだそうです。
実際に作業員として働き生き延びた人はあまりにも過酷な労働から
その体験を語ろうとしなかったそうで、そのためこの歴史はあまり知られていません。
そんな現実を破ったのがエリック・ローマクスの自叙伝で
この映画の元となった"The Railway Man"。

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ジャパン・ソサエティーで行われた特別上映会では映画の紹介を真田さんが行い、
上映後、真田さんと共に若い頃の永瀬を演じた石田淡朗さんがステージに登場して
映画に出演するきっかけや現場でのエピソードを英語で話し、会場を沸かせていました。
その中で、2人のこの映画を伝えたいという強い思いが伝わった言葉。

"It's not the answer but a chance to re-examine history and think about the future."
-真田広之


"Just feel the movie as a movie. It's about forgiveness and reconciliation;
the history is just a background and only a background."
-石田淡朗



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真田さんとのインタビュー

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今回の真田さんへのインタビューで伝わってきたのは
日本人らしさをとても大切にされているということ。
"Last Samurai"がハリウッド1作目でしたが、
その時は「アメリカから見た日本・日本人がこんななんだ」と愕然したそうで
日本人が見る日本・日本人のイメージに近づけるため
監督やキャストに自ら指導したりしたんだそう。
その後も自分が出演してきた作品には
日本人から見た嘘のない日本・日本人を描けるよう演じたりしてきたそうです。
去年お届けした"The Wolverine"の際のインタビューでも
美術に大きく貢献したとお伝えしました。
ハリウッドに拠点を移されて9年。そろそろ一役者としての限界がみえ、
製作もやっていきたいという気持ちを話してくれました。
そしてハリウッドで活躍する日本人の俳優としての一番のこだわりは...

現代ものにしろ時代ものにしろ、いかにその世界をお客さんに
分かりやすくアレンジをして伝える。譲るところは譲ったとしても
その日本人のスピリット、志、美学。
それだけはゆがめたくない。
なので、味付けはどうなろうと、真髄だけはキープして、それを世界の方に広めていく。
そこだけは譲れないとこかもしれないですね。



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最後に、この映画のメッセージでとても響いた言葉。

Forgive, but never forget

"The Railway Man"
全米公開:4月11日(金)
日本公開:4月19日(土)


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去年7月OA "The Wolverine"インタビュー
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2014年4月10日 08:00コメント(1)

浪曲一直線!春野恵子インタビュー

『電波少年的東大一直線』で人気を博した東京大学卒業の家庭教師、ケイコ先生。

その後、女優・タレント業に区切りをつけ、浪曲界に飛び込んだ彼女が、その胸の内を語ってくれました。

 

インタビュアー: 阿部知代(フジテレビアナウンサー)

ディレクター: 根本竜一 / カメラ:森田アンドリュー / 音声:羽生有希

編集: 神野寛子

プロデューサー:浦部靖己



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2014年3月13日 08:37コメント(0)