いよいよ開催まで1ヶ月を切った日米文化交流イベント、ジャパンデイ。
先日の記者会見ではジャパンデイの内容が明らかになるとともに
アートコンテストの結果も発表されました。
先日阿部キャスターがコンテストの審査員の一人、
日本画家の千住博さんのインタビューを行いました。
VTRに入りきらなかった佳作の素晴らしさを千住さんが解説します!
■千住博賞、佳作 Tomo Moriさんの作品
【千住評】
上から紙ふぶきがふってきてるようにも見えますね。これはマンハッタン、ニューヨークに住んでいる人ならよくわかると思うんですけど、
たとえばメイシーズだとか、NYヤンキースの優勝パレードだとか上から紙ふぶきがふりますよね。
それと同時に日本の工芸が持っている日本的な日本の美がうまくブレンドされている形も合って、
そういう意味ではこの絵には両方のカルチャーがうまくハーモニーを奏でていると思うんですよ。
■佳作 Aaron Porterさんの作品
【千住評】
軽やかさがある、季節がもっている軽妙な明るい感じが伝わってくる
■佳作 Sara Woolleyさんの作品
【千住評】
非常にパワフルな印象。画面から訴えかけてくる。
■佳作 Cynthia Leonさんの作品
【千住評】
地下鉄の乗り場ですけど、この形の持つ現代的な美しさというか、格好良さをうまくとらえている。
■佳作 Frank McGovernさんの作品
【千住評】
桜が点在し、空からの眺めも雲がうまく利いている。
マンハッタンのストリートが模様のようにも見えるし、同時にビルの窓をみているかのようにも思える
いろいろな意味を考えている。
<千住博さんプロフィール>
日本画家。「Waterfall」の作品で広く知られる。
1995年、「美術のオリンピック」とも言われる現代美術の国際展覧会「ベネチア・ビエンナーレ」で
東洋人として初の名誉賞を受賞。ニューヨークを拠点に20年活動を続ける。
コメントする