ニューヨークで開催中の日本映画の祭典「ジャパン・カッツ」で、今年の特別企画として日本を代表する俳優、役所広司さんの主演作品6本が、7月20日から2日間にわたって一挙上映されました。過密スケジュールの合間を縫って、舞台あいさつのためニューヨーク入りされていた役所さんにFCIモーニングEYEが単独インタビューしてきました!俳優としてのこだわりと意外なプライベートの一面などたっぷりと伺ってきました
まず、インタビューをした7月20日の日に上映された役所さん主演の「キツツキと雨」
The Woodsman and the Rain© 2011 Kitsutsuki to Ame Film Partners
とあるのどかな山村にある日突然、ゾンビ映画の撮影隊がやってくるというユニークなお話。
役所さんのゾンビ姿といい、木こり姿といい、方言を使った会話だったりと。
役所さんの演技力の幅を改めて感じました。とっても面白い映画です!
インタビューで実際お会いした時も本当に素敵の一言。
舞台あいさつ直前だったのですが、快く応じて頂きました。
ここでは、番組で放送されなかったエピソードをご紹介致します!
「ハリウッド映画 X 日本映画」
「SAYURI」や「BABEL」とハリウッド映画に出演するなど、海外でも活躍する役所さんにハリウッド映画を通して発見した事を伺ってみると・・
「いやぁ、やっぱそれがハリウッド映画ていうのは世界中からその才能のある方々が集まってきてる集団ですからね、それはもうスタッフ一人一人に至るまで非常に優秀な方が集まってるし、で一つの作品を作るのにやっぱり膨大な時間と予算をかけられるものですから それをなんでしょうね。うらやましいと思います。でもなんでしょうね、まぁ日本映画はそのスタッフの人数からして全然少ないんですけどもでもその中でもやっぱ知恵を絞ってあの体力を使って、頑張ってきてる所が まぁ日本のスタッフも非常にそれに負けず劣らず優秀だとは思いましたけど。」
役所さんの日本映画に対する思いがここでも伝わってきました。
役所さんのコメントにもあったように、日本映画はハリウッドと違い少人数のスタッフで撮影を行うため、一度撮影に入るとハードスケジュールで朝から夜遅くまで撮影するんだとか。そもそも日本映画を撮影するのにどれくらいの期間がかかるのか伺ってみると・・
「日本映画っていうのは長くて2カ月くらいですからね。長い映画で2カ月位ですから。まぁ、3本撮ったとしても半年働いて半年はもう失業状態ですね。」
おぉ。なんて謙虚なお答え。1年で3本の映画を撮るなんて、その準備や役作りだけでも相当なことだと思うのに、気さくに半年は失業状態と答えて頂いて。役所さん出演の映画を全部みたい!と思った瞬間でした。
ニューヨークでまた役所さんの映画が上映される日を楽しみしています!
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