黒岩県知事の講演会では、神奈川県が取り組んでいる「医療特区」の話から、黒岩知事の体験まで医療に関する
お話をたくさん聞かせて頂きました。
このコーナーでは、番組で放送出来なかった黒岩知事のある体験談をご紹介致します。
突然ですが、みなさんは「未病」という言葉をご存知でしょうか?
講演会で黒岩知事が説明されるまで私は全く知らなかった言葉です。
「未病」というのは、中国の言葉で病気になる直前の事なんだそうです。
そもそも、中国にはこの「未病」を治す、つまり病気直前の状態から治していくという発想
があるんだそうです。(番組でご紹介したいわゆる東洋医学的考え)
確かに、病気にかかってからじゃ遅いよね。と思いませんか。
例えば、甘い物が大好きでしょうがなくて毎日どうしても食べてしまう。
それを何年も続けて糖尿病になってしまう。結果的に、大好きな甘い物どころか
病気になったせいで、美味しいご飯も食べられなくなってしまう。
ほうらね、病気になる前に甘い物を控えておけばよかったのに!と後から後悔してしまう。
決して珍しいパターンではありませんよね。
そう考えるとこの中国の発想である「未病」というのは
ありそうでなかった・・・というよりはなかなか出来そうで出来なかった考えなんですね。
では、どうやってこの「未病」を治していくのか。
その答えは黒岩知事のある体験にあったといいます。
黒岩知事のお父さんが、末期の肝臓がんになった時のお話です。
がん腫瘍の正常値というのが40以下だというのに対し、知事のお父さんの
腫瘍マークは5200、余命2ヶ月だといわれたといいます。
その時に知事が出会われたのが、中国のお医者さん。
東洋医学である漢方的なアプローチで診たお医者さんが何を言ったかというと・・
「長いもを蒸して食べて下さい。」
「長いも?」「お芋」・・・
この先生がおっしゃった「長いもを蒸して食べて下さい。」
という言葉には2つの大事なキーワードがあったんです。
1、蒸す
2、食べる
1、蒸す。この、熱を加えるということがとても漢方医学では大事だそうで、
蒸すことによって、薬としての力を発揮するんだそうです。
2、食べる。食のあり方のことで、人間健康でいるにはいかに基本的なことである「食生活」
が大事だということ。その食べられる力を促してくれるのが、薬として発揮する「長いも」なんです。
黒岩知事、だまされたと思って、実践されたそうです。
知事のお父さん、朝・昼・晩、1日3回長いもを食べ続けたそうです。
そして、漢方薬も一緒に飲まれたそうです。
そしたらば・・・
食欲が出てきて→その食欲が増してきて→ステーキを食べ始め→ビールを飲み→太り始めたお父さん!
結果からお伝えすると、知事のお父さんの腫瘍マークは5200から20まで下がったそうです。
そして、余命2ヶ月と言われたお父さんは2年半元気に過ごし、自宅で苦しむことなく天国へ逝かれたそうです。
この2年半という時間がいかに貴重だったかと痛感した知事。
「食のあり方が人生を演出する」
ということを実感したんだそうです。
つまり、「未病」を治すのに不可欠なのが、食のあり方。伝統的な食や生活のあり方なんですね。
簡単そうで、今の私たちになかなか出来ない事だったのを、
知事に気づかせて頂きました。
そこに、神奈川県が取り組んでいる最先端の医療のアプローチを組み合わせるというまさに新しい医療のあり方。
とても勉強になりました
知事になって、ちょうど折り返し地点になる今の状況を「ノリに乗ってる!」とおっしゃっていた知事。
その「ノリと、元気な勢い」が会場にいてとても伝わってきました。
アメリカとのパイプづくり成功すること間違いなしだと思います!
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