アメリカでは ワクチン接種などを通して「はしか」を2000年に排除したとされてきましたがテキサス州ではしかの感染拡大が止まりません。26日(水)には10年ぶりに感染による死亡が報告されました。
25日(火)、テキサス州保健当局ははしかの感染者が124人に拡大したと発表しました。1週間前に比べて倍以上になっています。
この規模の感染拡大は30年ぶりで18人が入院したということです。子供1人が死亡しはしかによる死亡者は10年ぶりです。テキサス州でははしかのワクチン接種を義務付けていますが親の意向や宗教上の理由での免除が許されています。
今回もほとんどがワクチンを受けていない子供の間で感染が拡大しています。はしかのワクチンは1回目が1歳からと定められており2回目が4歳から6歳とされています。
はしかウイルスの微粒子は空気中に2時間浮遊し感染力を保ちます。感染者の近くにいると10人のうち9人に感染が広がる非常に強い感染力で知られています。テキサス州保健当局はワクチンを受けていれば感染しても症状は軽く済むことから子供に2回のワクチンを受けさせるよう強く勧めています。