9日(日)に行われた NFL第59回スーパーボウルではフィラデルフィア・イーグルスがカンザス・シティーチーフスを寄せ付けず、7季ぶり2度目の優勝を成し遂げましたが試合と同時に毎年話題になるのが
コマーシャルです。
アメリカで最も高額なテレビコマーシャル枠と言われるスーパーボウルですが今年はその記録を更新ました。スポーツファンではなくてもコマーシャルを見るために試合を見る人もいるというスーパーボウル。その一部をご覧ください。
今年のスーパボウルは客席にもそしてコマーシャルの中でも大物俳優などの姿が目立ちました。
マヨネーズのヘルマンズは...
メグ・ライアン
「サンドイッチはこうでなきゃ」
シドニー・スウィーニー
「彼女と同じものちょうだい」
ベン・アフレックはドーナッツのコマーシャルに登場。
ベン・アフレック
「ダンキン!!」
ステラ・アルトワ・ビールのコマーシャルには マット・デーモンとデビッド・ベッカム元サッカー選手。
今年は大物を起用することでスターパワーに頼るコマーシャルが目立ちました。
最先端のAI=人工知能を使った顧客管理システム会社はマシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソン。シンプルなドラマ仕立てです。今年のスーパーボウルでは合計およそ80のコマーシャル枠があり最高価格帯が30秒で$800万ドル。これまでの記録を塗り替えました。
ビラノバ大学 経営大学院
チャールズ・テイラー教授
「多くの視聴者がパーティーをしながら試合を見ているので軽い内容になっています。ヘルマンズのコマーシャルでは人気を博した『恋人たちの予感』からメグ・ライアンとビリー・クリスタルとの懐かしの名シーンを再現し、若者の目も引くようシドニー・スウィーニーを起用しています」
ユーモアたっぷりのコマーシャルも...
別のチップスのコマーシャルでも似たテーマで...
深刻な社会問題をテーマにしたコマーシャルもありました。健康サプリなどを販売する会社は製薬業界と肥満にまつわる問題をとりあげています。
ビラノバ大学 経営大学院
チャールズ・テイラー教授
「ヒムズ・アンド・ハーズは健康についての議論を巻き起こす内容です
オゼンピックのような安い痩せ薬の悪影響についてで
衝撃的で宣伝効果は高いと思います」
トム・ブレイディ元NFL選手とスヌープ・ドッグは人権団体のコマーシャルで反ユダヤ主義を批判する内容です。
スヌープ・ドッグ
「コマーシャルをやるほど事態が悪化しているのが辛い」
トム・ブレイディ
「私もだ」
なかには国が分断された選挙のあと統一を促すコマーシャルも。
ビラノバ大学 経営大学院
チャールズ・テイラー教授
「ハリソン・フォードを起用したジープは意表をつく多様性のメッセージです。競争相手の車をチラリと見せて『名前はフォードでもジープ』と語りブランドの正義感を効果的に演出しています」
そしてビールのバドワイザーはお決まりの馬、クライズデールを使った心温まるコマーシャルです。
清涼飲料水マウンテン・デューはイギリスのミュージシャン、シールをシール、アザラシにして少々不気味だけど目を釘付けにするコマーシャルです。
どれも日本のコマーシャルとはだいぶ違いますね!^o^