飛行機の死亡事故が相次いでいます。10日(月)にアリゾナ州の空港で小型ジェット機が着陸後、滑走路から外れて止まっていた別のジェット機に衝突。1人が死亡、3人が重症です。
10日(月曜日)テキサス州オースティンから出発しアリゾナ州スコッツデール空港に到着した小型ジェット機がコントロールを失い滑走路から外れて別のジェット機に衝突しました。
小型ジェット機には4人が乗っていてパイロット1人が死亡、他3人は重症で病院に運ばれました。事故を起こした小型ジェット機はロックバンドのヴィンス・ニールさん所有でしたがニールさんは搭乗していなかったということです。
事故原因はまだわかっていませんが映像では左側のランディングギア、
着陸装置が機体から剥がれて滑走路に落ちているのが確認できます。
スコッツデール空港担当者
「着陸時に左側の着陸装置の不具合が事故原因とみられます」
アメリカでは2週間で4件の飛行機の死亡事故が発生しています。
先月29日(水曜日)にはカンザス州から出発しワシントンD.C.のレーガンナショナル空港に着陸しようとしていた旅客機とアメリカ陸軍のヘリコプターが空中で衝突。2機ともポトマック川に墜落し、67人が死亡しました。
その2日後の先月31日(金曜日)にはペンシルベニア州フィラデルフィアで子供1人を含む6人を乗せた医療用小型飛行機が住宅地に墜落。小型機に乗っていた6人と地上で車に乗っていた1人、合計7人が死亡。20人以上がけがをしました。
アラスカ州では今月6日、小型航空機が飛行中に通信が途絶えました。
ウナラクリートからノームに向かっていたベーリング航空の小型航空機で乗客乗員10人が乗っていました。沿岸警備隊が捜索を行いましたが翌日、凍った海の上で墜落しているのが見つかりました。10全員が死亡しました。
全ての事故についてNTSB国家運輸安全委員会が詳しい原因の調査を行なっていますが、飛行機での移動はきわめて安全だとしています。しかし、立て続けに発生する死亡事故に不安が広がっています。