11月第4木曜日の感謝祭・サンクスギビングデーが過ぎると、アメリカではホリーシーズンがスタートします。輝くガーデン・ライトやクリスマス・オブジェで街や家々が飾り付けられますが、中でもニューヨークは街全体がきらめく輝きに溢れ、多くの観光客が詰めかけます。今年のホリデー期間中には世界中から約650万人が訪れると予想されています。今日はそんなニューヨークでおすすめの、クリスマス・ツリーやホリデー・ライトをご紹介します。
ロックフェラー・センター
Christmas Tree
2022.11.30-
ニューヨークのホリデーを象徴するクリスマスツリーと言えば、こちらのロックフェラー・センターのツリーです。今年のツリーは重さ14トン、高さ25メートルで、樹齢はおよそ90年とのことです。このツリーには5万個以上のLEDライトとスワロフスキーが制作した大きな星型のクリスタル・オーナメントが輝いています。世界恐慌が起こった直後の1931年に、ロックフェラーセンター建設に携わっていた労働者たちが共同で購入した6mのクリスマスツリーが始まりとされていますが、今や世界でもっとも有名なクリスマスツリーとなり、今年も多くの人でにぎわっています。
サックス・フィフス・アベニュー
Holiday Light Show
2022.11.22-
ロックフェラーセンターから5番街を挟んで向かいにある高級百貨店サックス・フィフス・アベニュー。10階建ての建物をスクリーンにライトショーが繰り広げられています。今年はエルトン・ジョンとのコラボレーションです。
アメリカ自然史博物館
The Origami Holiday Tree
2022.11.21-2023.1.16
折り紙でつくられたオーナメントがきらめくアメリカ自然史博物館の「折り紙ホリデーツリー」。今年は「美しい虫たち」がテーマです。既に絶滅した虫や絶滅に瀕した虫たちに焦点を当てた博物館の特別展示を記念しています。
ブルックリン植物園
Lightscape
2022.11.16-2023.1.8
去年の初公開後に、チケットがすぐに完売となったブルックリン植物園のクリスマス・イルミネーション。100 万個以上のライトが園内の植物や、地元、海外のアーティストによるアート作品を幻想的に照らしています。
ブロンクス動物園
Holiday Lights
2022.11.18-2023.1.8
世界中から集められた動物6000種、1万7千点が飼育されているブロンクス動物園。ここでは、動物たちが輝いています。北アメリカ、ラテンアメリカ、アフリカ、アジア、海、色の森、の6つのテーマに沿って、360を超えるアニマル・ランタンがそれぞれの生態系を色鮮やかに描きだしています。
ドイツ料理店
Rolf's
3ヶ月に渡る準備期間に、ライトとヴィンテージのオーナメントが店内のいたる所にびっしりと飾り付けられます。19世紀後半、イギリスが繁栄を極めたビクトリア朝の装飾を参考にしているということです。
メトロポリタン美術館
The Christmas Tree and Neapolitan Baroque Crèche
2022.11.22 - 2023.1.8
中世美術エリアに置かれているこの荘厳なクリスマス・ツリーは、「クレーシュ」とよばれる、キリスト生誕のシーンを、模型を使って再現したものです。ここに飾られている200体以上の模型のほとんどは、18世紀にイタリアの職人たちによって制作されたものです。当時ヨーロッパで人気を博していたバロック様式による作風は、強い光のコントラストとダイナミックな躍動感が特徴です。当時のイタリア・地中海沿岸と思われる町の息吹をキリスト誕生のストーリーと共に鮮やかに再現しています。
ブルックリン・ダイカーハイツ
Christmas Lights
2022.11月下旬~
(ブルックリンのダイカー ハイツ/83 丁目から 86 丁目まで&11 番街から 13 番街 。)
ブルックリンのダイカーハイツ。普段はイタリア系アメリカ人が多く住む閑静な住宅街ですが、ホリデー・シーズンになると、通り沿いの個人宅がきらびやかにライトアップされます。年間10万人が訪れるニューヨークでも屈指の人気ホリデースポットとなっています。
Happy Holidays!
| ナレーション:久下 香織子 | ディレクター:菅野 真由 | カメラ:出上 卓治 | プロデューサー:浦部 靖己