先月ABCテレビで行われた直接討論後には民主党ハリス副大統領がわずかにリードしていた支持率ですが、ここにきてトランプ氏の攻勢に押され気味です。
同じように激戦州を巡る選挙活動を続けるハリス副大統領ですが、共和党の元議員リズ・チェイニー氏などをサポートにつけトランプ氏への対抗姿勢を見せる作戦をとっています。
カマラ・ハリス副大統領
「この選挙は、歴史的なにも大きな国民の一人一人、そして党派を超えて立ちあがった私たちにとっても大きな挑戦です」
リズ・チェイニー元下院議員(共和党)
「トランプ前大統領はあの事件をテレビで見ていました。私から見ればそんな腐敗した人物が再び大統領としてホワイトハウスで執務を取るというのは、全く一致できません」
民主党の副大統領候補、ウォルツ・ミネソタ州知事は、22日火曜日、ウィスコンシン州の集会で演説、トランプ氏の選挙活動を批判しました。
ティム・ウォルツ副大統領候補
「トランプ氏は選挙活動で体が疲れたと記者に言っているらしいが、我々国民の方が、彼に疲れ果てている」
そしてこの場にはオバマ元大統領も応援演説に駆けつけました。
バラク・オバマ元大統領
「低い失業率を続けた状態で政権を渡したのにトランプ氏は財政政策を失敗した。その彼が好景気は自分の功績のように言っているがあれは私が築いたものだ」
様々な応援団を使い、最終戦に備える民主党ハリス陣営。24日木曜日は、ジョージア州アトランタで、オバマ元大統領と合流、大物歌手のブルース・スプリングスティーンさんが駆けつけ応援コンサートが行われました。
期日前投票の出口調査などでも、民主党・共和党ともに僅差と伝えられていて大勢はまだわかりません。来月5日の選挙日には、連邦下院議員や上院議員、各自治体の議員らの選挙も同時に行われるため、全米のテレビ放送では、連日選挙CMが流れ政治色が濃い日々が続いています。