選挙の投票日が迫り投票所などの警備などが厳しくなる中、選挙妨害と見られる事件が起こっています。先月28日月曜日、ワシントン州とオレゴン州の堺の地区にある期日前投票用のポストが、何者かに放火され、投票用紙が焼け焦げ、無効となりました。放火があったのは、3カ所の投票ポストで、一つのポストには、475票が入っていました。警察では監視カメラなどから放火犯を探していますが、情報筋によると、使用された発火装置には「ガザを解放せよ」などと書かれていた、という事です。投票所のスタッフは、焼けた投票用紙から投票者の情報を探し再度投票を行うよう連絡をしています。初めて選挙に投票した大学生は、自分の投票用紙が焼かれたことを知りました。
投票したマギー・リンドさん
「とてもショックです。こんなやり方で他人を黙らせようとするのは残念です」
大統領選の投票日が近づくにつれ、投票所周辺のセキュリティーに関する懸念が高まっています。アリゾナ州の選挙職員は、妨害行為から安全を守るため警備を強化しました。
マリコパ郡選挙監督官
「選挙スタッフに接触するのは禁止です」
警察官のパトロール、監視ドローン、防犯カメラなどを運用して各自治体が、市民らの投票の安全確保に総力をあげています。フロリダ州では、投票用紙を搬入した職員が荷台に鍵をかけてなかったことでクビになったり、ロサンゼルスでは、投票を中央開票所に運ぶのに警察のヘリコプターを使うなど、厳しい厳戒態勢で望んでいます。