9月は例年なら暑さがおさまる時期ですが、全米各地ではこの夏の記録的猛暑や悪天候の影響がさまざまな形で被害をもたらしています。
ロサンゼルスの南部にある住宅地では、非常に大規模な地滑りが発生していて3日火曜日には、カリフォルニア州知事が非常事態宣言を出し住民の避難を呼びかけました。この地域では、夏の大雨の影響で地盤が緩み、ここ数日で数十件の家屋が被害を受けるほどの地滑りが続いています。
ABCニュース記者
「この地域では、元々地盤が弱く10年ほど少しずつ地面が動いていました。しかし最近の記録的な雨で、大きな地滑りが活発になり起き、住民や建物に大きな被害を与えています」
郡当局では、電柱などの倒壊による火事を防ぐため、
地域への送電を停止ストップ、およそ200戸が停電を余儀なくされました。
ロサンゼルス郡区長
「このレベルの災害への対策マニュアルはありません」
カリフォルニア州では、4日水曜日から週末にかけて大規模な熱波に包まれすでに発生している山火事も含め、乾燥した地域ではさらなる警戒が呼び掛けられています。
一方、地滑りの原因にもなった局地的な暴風雨は、今週、南部テキサス州から東部のフロリダ州、ペンシルベニア州など広範囲で猛威をふるいフロリダ州ジャクソンビルでは、週末からの記録的豪雨で道路や住宅が冠水するなどの都市機能への大きな被害が出ています。