8日(日)に閉会式を迎えたパリ・パラリンピック。先月このコーナーでもご紹介した水泳のアメリカ代表選手もメダルをゲットしました。
アリ・トゥルーイットさん。あふれる笑顔でメダルを2つ手にしています。100メートル背泳ぎと400メートルフリースタイルで銀メダルを勝ち取ったトゥルーイットさんは去年、カリブ海の島で大学卒業旅行を楽しんでいたところ海でサメに襲われ片足の膝から下を失いました。元々、大学の水泳選手だったトゥルーイットさんは泳ぐことの楽しさを忘れられず事故からおよそ2ヶ月後にプールに戻りました。
パラリンピックメダリストアリ・トゥルーイットさん
「手術後、はじめてプールに入ったのは去年の7月で浮き輪をつけて水に入ったのよ」
そして多くの努力と諦めない忍耐力で事故からたった1年4ヶ月、トゥルーイットさんの手には世界の舞台で勝ち取ったメダルが輝いています。それを可能にしたのは自分へのメッセージだったといいます。
パラリンピックメダリストアリ・トゥルーイットさん
「事故で何かを諦めることはしないと誓った」
足を失った大きな事故からたった1年でメダリストになったその精神力、素晴らしいですね。