ミシガン州にある資産家夫婦が住む家に強盗が押し入り夫を殺害。妻はテープで拘束され時計などを金品が盗まれる事件がありました。その手口はガス漏れの点検をするために訪れた作業員を装う巧妙なものでした。
10日(木曜日)夜10時ごろデトロイトの北に位置する邸宅でガス会社の作業員を装う男2人がインターホンを鳴らします。
強盗「ガス漏れの確認です」
インターホンのカメラに映る男は、クリップボードの書類をカメラに見せ家に入ろうとしますがこの時は断られます。2人は翌日の朝、再び訪れたということです。
ミシガン州オークランド郡捜査官
「夫妻は残念ながら2度目の訪問で家に入れてしまい押し入った2人の男は夫と地下室に行きました。」
72歳のフセイン・マレーさんは手足をテープで縛られた上で地下室で殺害されマレーさんの妻もテープで拘束されており病院に運ばれましたが命に別状はないということです。
男2人は金目のものを求めて家の中を荒らしたということです。捜査当局はマレーさんが宝石店と質店を営むことから狙われたものと見ています。
ミシガン州オークランド郡捜査官
「計画的な犯行です。乗っていたトラックには偽造したガス会社のロゴが付いていました
主犯格と見られるミシガン州出身のホセ・ヘルナンデス容疑者(37)は12日(土)、現場から1500キロ以上離れたルイジアナ州で見つかり、共犯の男は14日(月)ミシガン州で拘束されました。マレーさんの孫は声明で「祖父の心は金でできていた家族とコミュニティに多大な影響をもたらしたとしています」
日本でも人がいる民家に押し入る強盗被害が増えているようですが、 警察は、要請した覚えのない作業員が家を訪ねてきた場合ドアを閉めて鍵をかけ、自分の電話からその会社に直接連絡し作業員を送ったかどうか確認するよう勧めています。