「現職大統領の信任投票」と言われる11月の中間選挙まで3ヵ月あまり。連邦議会上院の3分の1の議席と下院の全議席が改選されます。長らく支持率の低迷が続くバイデン大統領は、上下両院の与党過半数をこの中間選挙で維持できなければ、残りの2年間、さらに厳しい政権運営を迫られることになります。
1日にバイデン氏が発表した、アフガニスタンでの国際テロ組織アルカイダの最高指導者殺害が今後の支持率にどう影響するかも気になりますが、長引くインフレや景気後退懸念など多くの不安材料を抱えるバイデン氏は、中間選挙に向けて巻き返しを図ることができるのでしょうか?アメリカ政治に詳しい産経新聞の黒瀬悦成前ワシントン支局長に、現在のバイデン政権や中間選挙までの注目点などを教えてもらいます。
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黒瀬悦成氏
産経新聞副編集長兼外信部編集委員兼論説委員
近著に
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