ラスベガスの民家で、違法に作られた研究施設「バイオラボ」で危険な病原体などを保管している可能性があるとしてFBI連邦捜査局、危険物処理班などが家宅捜索に入りました。
ラスベガスの警察当局が公開した映像は、先月31日土曜日の早朝、地元警察やFBIに加え、SWATチームや危険物処理班なども出動した大規模な家宅捜索の様子です。が映されています。
これは地元警察が、ラスベガス北東部にある民家に危険な物質や実験器具が保管されているとの情報を受けて行われたものです。調査の結果、この民家の所有者は、2023年にカリフォルニア州リードリーで行われた無許可のバイオラボ捜査で逮捕された中国籍の男だと判明。このバイオラボは中国の銀行から資金を受けていた疑いがあり、肝炎や新型コロナウイルス、HIV、マラリアなど、様々な感染症を引き起こす恐れのある病原体が発見されていました。ラスベガスの民家にも同様の物質が保管されている可能性があることから、家宅捜索はロボット犬などを使用し、極めて慎重に行われました。。
ラスベガス・メトロポリタン警察 ケビン・マクマヒル保安官
「リスク管理のため、ご覧のように、さまざまなテクノロジーがこの作戦全体を通じて使用されました。/我々が部屋に入る前にはロボットが配備され、内部を確認して空気サンプルを採取しました。ロボットはドアを開けて階段を上り、リアルタイムで映像を送信できるため、警察官は危険な環境に入る前に状況を確認できます。」
家宅捜索では、何らかの液体が入った小瓶が保管されている冷蔵庫などを発見。捜査当局は「違法な医療用生物研究材料」だとして、1000点以上のサンプルを押収しました。今回見つかった物質は、リードリーの事件の際に発見された物質と見た目が似ていて、検査のためFBIの研究所に送られたということです。また、有害な可能性のある物質は主に鍵がかけられたガレージに保管されていて、危険物処理班が適切に撤去し、周辺地域の安全確保に努めたとしています。
ラスベガス・メトロポリタン警察 ケビン・マクマヒル保安官
「大気や水道水に危険はあるのかという問題ですが、全ての検査を実施したところ、公衆への脅威は全くありません 。」
警察は、この家の不動産管理者である55歳の男を逮捕。男は無許可の有害廃棄物の処分、排出などの罪で訴追されました。一方、家の所有者である中国籍の男は2023年から連邦当局によって勾留されていて、今年4月に裁判が行われる予定です。男はリードリーの事件について無罪を主張していて、弁護士は、今回の事件に男は関与していないとしています。
この家はエアビーアンドビーとしても使われていおりハウスクリーニングを請け負っていた女性などが家の中の異臭でその後呼吸困難や筋肉の痛みなどの症状に襲われたと訴えているということです