アメリカの音楽界に長きにわたって 活躍、貢献した、音楽プロデューサーの クインシー・ジョーンズさんが、亡くなりました。 91歳でした。
1985年の世界的ヒット曲「ウィー・アー・ザ・ワールド」を手がけた クインシー・ジョーンズさん。 マイケル・ジャクソンさんなど、当時のスーパースターをまとめあげ、 ミリオンヒットを記録しました。
シカゴで生まれ、ジャズバンドのトランペッターとしてキャリアをスタートさせ 、国民的歌手のフランク・シナトラさんのバックでアレンジを担当するなどの才能を発揮し 音楽界に欠かせない存在になりました。
映画音楽も手がけ、その時に出演したマイケル・ジャクソンさんとはその後も楽曲のプロデュースなどに関わり、大ヒット「スリラー」も共に産み出しました。
多くのミュージシャンを育て、グラミー賞のノミネート80回、 28度の受賞という快挙を成し遂げました。
「ウィー・アー・ザ・ワールド」では、その年の「ソング・オブ・イヤー」など
4つのグラミーを受賞。記録映像には、名だたるスーパースターたちに、
楽曲の指導する様子も収められています。
ジョーンズさんは3日日曜日夜、 カリフォルニア州ベルエアの自宅で家族に囲まれて亡くなったという事です。
映像に残る最後の言葉は、
クインシー・ジョーンズさん「人の歩みには丘と谷があります。丘は誰しも乗り越えられますが、谷に落ち込んだときに、自分がどんな人間なのかが分かります。人を愛し、笑い、生き、そして与えること、それが私のすべてです」