アラスカで、長い歴史を持つ、世界で最も有名な犬ぞりレースが今年も始まりました。 3日(月曜日)、アラスカ州で毎年恒例、世界最長距離の犬ぞりレース 『アイディタロッド』がスタートしました。アイディタロッドは、アラスカの北西部に住む先住民の言葉で「距離」や「遠い場所」を意味します。
1973年から続く歴史的なイベントに、参加者は特別な思いをもってこの日を迎えました。
アイディタロッドで勝つことは大きな成功だと思っていたので。
一般にスポーツは楽しんでするものですが40歳を過ぎて このレースは
私にとっての"生き方"だと気づきました。
今年のレース走行距離は1100マイル、1770キロメートルで、青森から長崎までの距離に相当します。33チームがおよそ10日間かけて犬たちと共にゴールを目指します。
一方、過酷な天候の中、犬たちを毎1日100マイルのペースで走らせるこのレースは、動物虐待にあたるとし、動物愛護団体による抗議運動も行われています。
レースにスタッフとして参加したことがある獣医師は、犬たちは事前に検査を受け、
チェックポイントには医療スタッフが配置されるなどして、安全対策が敷かれているとしています。
歴史の中で犬ぞりは人の移動だけではなく郵便物を運ぶ重要は役割を持ち1925年にはジフテリアの流行でアラスカの人々の命が危険にさらされたとき犬ぞりのリレーで薬を運び多くの命を救ったという歴史もあります。アイディタロッドはアラスカの人たちにとっては大切な文化の一つ。犬たちにとっても安全なスポーツであり続けることに力を入れて欲しいですね。