災害のニュースが多く入る中アメリカはハリケーンシーズンを迎えます。
非常時にそなえて家族の防災対策はもちろんですがペットにとっても安全を確保できる対策を事前に確認しておくよう専門家はすすめています。
人間の防災バッグと同じような、ペット用防災キットが必要です。フード、水、薬、そして首輪、リード、エチケット袋。さらにお気に入りの噛むおもちゃなど。そしてワクチンの接種記録を紙に印刷して入れておきましょう。避難先でボランティアの家などにペットを預けられる場合もありますが、ワクチンの接種証明が必要です。
ペットは災害時に本能的に隠れたり逃げたりします。普段、呼び戻しがきくペットでも災害時には異常を察して混乱状態に陥る場合もあります。迷子になったときのためにも備えましょう。
ヒューストンSPCA動物虐待防止協会 広報担当
ジュリー・クエンストルさん
「ペットに首輪、IDタグそしてマイクロチップが付いていることを確認しましょう
万が一ペットが迷子になったときのために
マイクロチップには最新の情報が入っている必要があります」
災害時にはペットが安心していられる場所が必要です。
避難するときにも使えるクレートが勧められています。
ペットが中で立ってぐるりと回れる大きさのものがいいということです。
ヒューストンSPCA動物虐待防止協会 広報担当
ジュリー・クエンストルさん
「普段からクレートを開けたままにして おやつを入れておくといいでしょう
慣らせばクレートがペットにとって安心できる場所と認識します」
災害時にペットを置き去りにすることは動物虐待の罪に値する可能性があります。
SPCAはこれまで災害時に多くのペットを救出してきましたがそのほとんどが、すぐに戻れると思いペットを置いたまま避難して戻れなくなったと飼い主からパニック状態で連絡がくるケースだといいます。避難する場合は一時的でもペットも一緒に連れていきましょう。
事前の準備が何よりも大切と専門家は語ります。万が一に備えてペットを含めて家族の防災対策を確認しておきたいですね。