新政権をめぐるニュースが絶えない目まぐるしい日々が続いていますが
トランプ大統領は就任からおよそ1ヶ月半、施政方針演説を行いバイデン前政権の非難などトランプ節を繰り広げました。
ドナルド・トランプ大統領
「アメリカが復活した!」
4日(水曜日)に行われた施政方針演説ではトランプ大統領の登場にUSAコールで湧き上がる共和党に対し座ったまま動かず、大統領を批判するプラカードを持つ民主党議員と明らかな分断が見られる演説となりました。
演説開始からおよそ4分後には民主党のアル・グリーン議員が立ち上がり、杖を振り上げて野次を飛ばしました。その後、着席を促されましたが座らず退席を命じられました。
トランプ大統領も演説の中で民主党との分断はどうにもならないとサジを投げる場面がありました。
ドナルド・トランプ大統領
「私の前にいる民主党議員を見ていると
私が何をしても絶対に喜ばないし
立って笑って拍手することはない
私にできることはない」
トランプ大統領は 就任直後から政府職員の人員削減などに奔走してきたイーロン・マスク氏を称賛。
前の週に言い争いの末、ホワイトハウスから追い出す騒動になったウクライナのゼレンスキー大統領からの「手紙」を読み上げ和平に向けて前向きに進める考えを示唆しました。
また、性別や人種、LGBTQなど多様化より 能力を重視するとしてこの政権内では今後DEI:多様性、公平性、包括性を重んじる暴政による拘束を一切受けないと宣言しました。
ドナルド・トランプ大統領
「この国では今後、少数派の優遇はしない」
自身が選挙演説中に銃撃された事件を振り返る場面もありました。
ドナルド・トランプ大統領
「アメリカを再び偉大な国にするため
神によって命を救われたと信じている」
トランプ大統領の演説は1時間40分と、アメリカ史上最も長い施政方針演説となりました。
ドナルド・トランプ大統領
「この先にはこれまで見たこともない
アメリカの黄金時代が待っている
アメリカに神のご加護を」