去年6月、当初8日間の滞在予定で国際宇宙ステーションにむけて出発した2人の宇宙飛行士が9ヶ月ぶりに無事地球に帰還しました。
去年6月5日、2人の宇宙飛行士を乗せてボーイング初の有人試験飛行に出発した
宇宙船、スターライナーは複数の不具合が生じ帰りの有人飛行を断念。2人の飛行士は国際宇宙ステーションに取り残される事態となりました。
18日(火曜日)、9ヶ月にわたる宇宙での滞在を終えイーロン・マスク氏が率いるスペースXで地球に向けて宇宙ステーションを出発しました。帰還は18日午後 NASA航空宇宙局が宇宙船の中の様子も生中継で見守る中フロリダ州、タラハッシー沖に着水し、大きな拍手で迎えられました。帰還を喜んだのは人間だけではなくイルカも宇宙船に近寄り歓迎していました。
2人の宇宙飛行士はNASAのバリー・ウィルモアさん(62歳)とサニータ・ウィリアムズさん(59歳)でともに海軍での経験を持ちます。
ボーイングのスターライナーは打ち上げまでも度々トラブルを起こして延期されており特に有人飛行についてはスペースXに大きく遅れをとっています。2人の宇宙飛行士がようやく地球に帰還できたことを歓迎しながらも自力で有人飛行を完結できなかったボーイング社は国から膨大(82 billion)な支援を受けており宇宙事業そのものの先行きが危ぶまれています。