トランプ大統領はウクライナのゼレンスキー大統領と会見中に言い争いとなり、予定していた鉱物資源の権益譲渡などについての合意文書署名は見送られました。
ドナルド・トランプ大統領
「あなたの国は危険な状態なっている」
ウォディミル・ゼレンスキー大統領
「わかっています」
ドナルド・トランプ大統領
「勝ち目はないが
私たちのおかげでなんとか終わらせられる可能性がある」
ウォディミル・ゼレンスキー大統領
「国を守り、気持ちを強く持ち 孤立していたが
感謝していたし、感謝を伝えた」
ドナルド・トランプ大統領
「孤立なんかしていない
頭の悪いバイデン(前)大統領を通して
アメリカは3500億ドル支援した
軍用機も全部与えた
きみの国民は勇敢だが私たちの軍用機軍事装備がなければ
ウクライナは2週間で負けていた」
あなたは第三次世界大戦を招くようなギャンブルをしている
その無礼な態度が必要以上に支援した国に対するものなのか?」
激しい口論が繰り広げられたこの会談のあとゼレンスキー大統領はホワイトハウスから追い出され予定していた鉱物資源の権益譲渡などについての
合意文書署名は見送られました。
トランプ大統領はこのあとゼレンスキー大統領が誠実な態度をとるまでウクライナへの軍事支援を全て停止する措置を発表しました。この事態を受けて共和党議員はトランプ大統領の強い行動を賞賛しています。
リンゼー・グラハム上院議員
「助けたいと思っているが
あの無礼な態度では
今後ゼレンスキーと一緒に仕事ができるか疑問だ」
一方民主党は、ロシアのプーチン大統領が有利になるようゼレンスキー大統領をメディアの前ではずかしめるトランプ大統領の罠にはめられたとして非難しています。
トランプ大統領は このあと行われた施政方針演説で、ゼレンスキー大統領からウクライナが鉱物資源譲渡と安全保障についての合意文書に署名する準備があるとした手紙を受け取ったとして話し合い再開の可能性を示唆しています。
ヨーロッパ各国はこの口論のあとウクライナへのさらなる支援を約束していて単独でプーチン大統領との交渉を進めるアメリカとの足並みが揃うのか今後の動きが注目されています。