今週はサンクスギビングウィーク、感謝祭の週です。当日の28日木曜日を挟んで、アメリカ全土の空と陸でおよそ1億人が大移動する期間となりました。
1年で最も人々の移動が行われる週とも言われるサンクスギビングウィーク。もちろん全米で道路や空港は大混雑です。全米でおよそ2000万人が飛行機で、そして8000万人が車で移動すると予想されています。26日火曜日は全米で5万便の旅客機の発着ラッシュとなり全米の主要空港では、キャンセルや遅れなども多く発生し人々は混乱の中での移動を余儀なくされました。
帰省者「5カ月両親と会ってないわ。会社の人たちにもずっと感謝祭に帰るって宣言してた」
旅行者「この時期の旅行は楽しくないわ 飛行機の遅延に怯えるから」
旅行者「遅延や混雑はストレス それ避けるために早めに来たの」
しかし、今年の空港での混雑や遅延の原因は、単に利用者や発着便の多さだけではありません。FAA・連邦航空局によると、全米の空港で、空港職員が大幅に不足していてフライトの増加に対応できていません。特に問題とされるのが航空管制官の人員不足で、空港内での飛行機同士の接触事故や、通信ミスなどの事例が多発しています。整備士などの人員も少なく、専門家は、航空機の重大事故にもつながりかねないと指摘しています。
一方、陸での移動では、例年通りの混雑はあるもののこの時期、ガソリン価格が今年の最安値に近い価格でドライバーは大きな恩恵を受けています。しかし、週末にかけて冬型の寒気がアメリカ北部一帯を覆う予報も出ていて、渋滞した道路に加え、雪や雨などに警戒して運転するよう注意が呼びかけられています。