サンクスギビングのディナーでは欠かせない食材から、食中毒の報告が相次いでいます。全国的に出回っているニンジンや牛ひき肉などに大腸菌などの恐れでリコール騒ぎが起こっています。
サンクスギビングのディナーの料理の為に食料品店に多くの買い物客が集まる中、野菜の定番ニンジンに大腸菌による食中毒の相次ぎ報告されました。先週から全国的に報告されていたニンジンの食中毒で、保険当局は、カリフォルニア州のグリムウェイ農場産の商品と特定、ウォルマートやトレーダージョーズなどの全国チェーンのスーパーマーケットなどに卸していましたが、リコールを受け全ての店舗から商品が撤去されました。
新たにリコールの対象になっているのは、サウスカロライナ州に拠点を置く中華食品メーカーが販売する調理済み肉の入った食品で、この食品に混入したリステリア菌により、4州で感染が報告され、乳児1人が死亡し、9人が入院したとのことです。
また大腸菌の危険性のため、16万ポンド以上の牛ひき肉が回収されました。この肉はデトロイトに拠点を置く食肉業者から全国のレストランに出荷されました。保健当局によるとミネソタ州では、レストランなどで食事をした少なくとも15人に食中毒の症状があり、そのうち2人が入院したという事です。
24日日曜日までに、ニンジン生産業者はリコールされた製品は店頭に並んでいないと発表。また、牛ひき肉製造会社については、リコールされた製品を受け取ったすべての顧客に通知したと発表しています。