今年のクリスマスから年明けのホリデーシーズンは最大13日間と長く連休が取れる人が多く旅行に出る人も記録的になるとされています。空の旅も車での移動も混雑を避けることは難しく天候の悪化による事故で死傷者も出ています。
AAA、アメリカ自動車協会によると今年のホリデーシーズンに50マイル、(80キロ)以上の距離を移動する人は1億1900万人にのぼりコロナ前の2019年の記録を塗り替えると見られています。車での移動は1億人以上とみられ去年の同じ時期に比べて300万人の増加です。そうした中フィラデルフィア、ニューヨーク、ボストンにかけて吹雪に見舞われ、道路の凍結に注意が呼びかけられました。
ドライバー
「うちは大型車なので大丈夫だと思いますが 普通車はスリップするでしょうね」
ニューヨーク市では接触事故の後、車から降りた男性が別の車にはねられ死亡する事故がありました。空路で旅する人はおよそ800万人で去年より5%の増加です。混み合う空港で、24日(火)アメリカン航空がソフトウェアの技術的な問題が発生したことで、全米で全便の運行を停止すると発表。およそ1時間後に運行停止は解除されましたが乗客が窓口に殺到し混乱を巻き起こしました。
乗客
「朝コーヒーを飲んでいたところで聞いて勘弁してくれよ!って思ったよ でも1時間ほどで解除されていまのところ2〜30分の遅れですんでいるからこのまま移動できることを祈ってるんだ」
記者
「アメリカン航空ですか?」
乗客
「はい 状況を聞いて心配したけど、なんとかなりそうです サンタさんのおかげです」
一方、カリフォルニア州中部の海岸地帯では23日(月)強い風を伴う低気圧による高波が押し寄せサンタクルズの桟橋を破壊しました
緊急無線
「桟橋が100フィートほどから倒壊しました。何人かが一緒に流されています」
会場に浮く壊れた桟橋に、人が助けを求めている様子が捉えられています。 流されたのは、この橋の修理を行っていた土木作業員で、 救助隊の水上オートバイなどで助け出されました。 2人が救助され、1人は自力で岸にたどり着いたということです。 その後、瓦礫の下に挟まった1人が、現場から南に離れた場所で救助されましたが、病院で死亡が確認されました。この周辺の海岸では、まだ高波の可能性があるとして29日まで注意報が出されました。海岸沿いには近寄らないよう注意が呼びかけられています。
北東部では25日クリスマスの日に雪が積もった地域も多くニューヨークでは前日から降った雪で1インチの積雪が残り2009年以来、15年ぶりのホワイトクリスマスになったと正式に認定されました。