20年以上にわたり息子を自宅に監禁していた疑いで同居していた継母が逮捕されました。自宅で火災が発生した際、継母が駆けつけた消防隊員に「息子がまだ家の中にいる」と告げている様子を警察官のボディカメラが捉えていました。
コネティカット州のウォーターバリー警察によりますと、2月17日夜、住宅で火災が発生。通報を受けて消防隊員が出動しました。
緊急通報ダイヤル:
通報者:急いでください!
ここはブレイク ストリート 2 番地です
通報者:火事です
息子、義理の息子がまだ部屋の中にいます
救急車が必要です
火は消し止められ、継母のキンバリー・サリバン容疑者と32歳の息子の2人が救助されました。この時、男性はやせ細った体に汚れた服を身につけボサボサの髪の毛で歯は全て溶けているようだったと言います。男性の身長は175センチですが体重は30キロほどしかありませんでした。火事の後に手当を受けていた男性は警官に、紙と消毒液、ライターを使って2階の自分の部屋にわざと火をつけた。自由が欲しかったと話し、 「11歳の頃から監禁されていた」と明かしました。
警官に空腹かと聞かれた男性は 、一日中、毎日、生涯ずっと(空腹だった)と
答えたということです。
男性の実の父親は2024年1月に亡くなっていますが、サリバン容疑者はその父親から
「息子の育て方について指示された」と話しているということです。
事件を受けて、コネチカット州の児童家庭サービス局は「子供を虐待やネグレクトから守るためには、家族、友人、隣人、専門家など、地域すべての人々の協力が必要だと
警鐘を鳴らしています。