乳児向け粉ミルクが原因と見られるボツリヌス菌によって、神経障害などをひき起こす症例が増加していることを受け、製造メーカーが商品を全米でリコールしましたがその後も奨励が増え続けています。リコールされた商品がまだ店頭にならんでいる場合もあり注意が呼び掛けられています。
今年8月から、乳児の間でボツリヌス菌感染により神経障害などを起こす症例が増えており、オーガニック粉ミルクを製造する会社、バイハートが先週、全ての商品をリコールすると発表しました。
しかしリコールが発表された後も症例は増えていてCDC疾病対策センターが19日(水曜日)発表したところによりますと、乳児ボツリヌス症の 発症は15の州で31人報告され、
その全員が入院。いずれもバイハートの粉ミルクを飲んでいたということです。
CDCによりますと12の州で、生後2週間から5ヶ月の乳児15人が、バイハートの粉ミルクを飲んでだ後、乳児ボツリヌス症を発症しボツリヌス菌への感染症で入院したということです。今月10日にもあらたな患者が報告されています。
AP通信
ジョネル・アレシア記者
「問題となっているのはこのブランドだけなので
他の粉ミルクは心配いりません」
症状は、全身の脱力、呼吸困難、食欲の低下、首が座らなくなる、目が開きにくくなる、便秘などがあります。感染してから30日間は発症の可能性があるためバイハートの粉ミルクを飲んだ赤ちゃんは注意深く観察を続ける必要があります。専門家は、バイハートの粉ミルクは飲ませないこと、そして疑問があれば医師に相談するようよびかけています。