先週、ワシントン州シアトルで刃物を持った男による連続、無差別刺傷事件が発生。2日間にわたり少なくとも10人が重軽傷を負いました。
ワシントン州シアトルにある中華街で8日(金)午後2時ごろ37歳の男が5人の男女に刃物で首などを切りつけ重軽傷を負わせる事件がありました。
警察無線「通りの反対側にも被害者が2人
救急隊を要請します」「了解」
病院に運ばれた4人のうち1人が一時重体、3人が重傷です。
警察無線「男性1人が首を刺されています早急に救急隊が必要です」
目撃情報から現場近くで拘束された男は5件の第1級暴行容疑で訴追されました。
検察の声「これは無差別で通り魔的事件です」
前日、7日(木)にも同じ地域で通りがかりの男に少なくとも5人が刃物で刺される事件が発生しており警察では同一人物の犯行と見て取り調べを行なっています。検察によると男は過去10年で少なくとも9件の重犯罪で有罪判決を受けており今年に入ってからも刃物で脅す強盗事件で訴追されているということです。再犯が多発する事態に不安の声も広がっています。
住民「ここでは刺傷事件やけんか、銃撃事件もよくあることだよ」
逮捕された男はこれまでも窃盗や刃物を使った強盗などの容疑で繰り返し有罪判決を受けておりそうした人物が拘束されていない事態に疑問が投げかけられています。